テストNo.192 第5回ラグビーワールドカップ(豪州)第4戦

English 写真 機関誌
平成15年(2003)10月27日 ゴスフォード
日本代表 26-39 アメリカ代表
世界の壁、遠い1勝
No.423★192 第5回ラグビーワールドカップ(豪州)第4戦
2003年10月27日 G:ゴスフォード R:スティーブ・ウォルシュ(NZ) KO 19:30
日本代表2639アメリカ代表
1長谷川 慎(サントリー)10201マイク・マクドナルド
2網野 正大(NEC)16192カーク・カシジャン
3豊山 昌彦(トヨタ)3ダニエル・ドーシー
4木曽  一(ヤマハ)1T24ジェラード・クラーク
5アダム・パーカー(東芝府中)1G25ルーク・グロス
6大久保 直弥(サントリー)1PG26コート・シュバード
C7箕内 拓郎(NEC)0DG0C7デイブ・ホッジス
8伊藤 剛臣(神鋼)8ダン・ライル
9苑田 右二(神鋼)1T39ケヴィン・ダルゼル
10アンドリュー・ミラー(神鋼)1G210マイク・ハーカス
11栗原  徹(サントリー)3PG011リアン・ヴァンジール
12元木 由記雄(神鋼)0DG012サレシ・シカ
13ジョージ・コニア(NEC)13フィリップ・イロフ
14大畑 大介(神鋼)71414デヴィッド・フィー
15松田  努(東芝府中)15ポール・エメリック
交代【日】小野澤宏時(サントリー)⑮、斉藤祐也(神鋼)⑧、山本正人(トヨタ)①、辻高志(NEC)⑨ 【ア】J.ブックルツ⑮
得点:T栗原、大畑、G栗原2、PG栗原4

 疲労の色濃い日本にさらにハードな日程が待ち受けていた。ラグビーは『イコール・コンディション』を重視するスポーツだ。だから雨の日でも暑い日でも言い訳をしないのだ。イコールでない試合を選手に強いたのは申し訳なかった。国際的発言力を高めるためにも日本代表の強化が急務である。「中6日の試合だった米国に対して、日本は中3日。FWは先発8人の平均で身長6センチ、体重では11キロ下回る。スクラムで劣勢に回り、伊藤のサイド攻撃も鮮やかな切れ味が薄れた。それでも日本に勝機はあった。後半18分、ラックから相手に出たボールを、パーカーがしぶとく絡んで奪う。すかさず木曽、苑田とつないで、最後は大畑が右隅にトライ。ゴールも成功し2度目の1点差と追い上げた。前半20分に3次攻撃で奪ったトライ(栗原)に続き、日本の狙った形が出た。ここからの20分間が勝負の時間帯。しかし、ふくらんだ期待はすぐにしぼんでいった(後略)」(読売、渋谷正章)。