テストNo.229 第6回ラグビーワールドカップ(フランス他)第3戦

English 写真 機関誌
平成19年(2007)9月20日 ミレニアム
日本代表 18-72 ウエールズ代表
力及ばずウエールズに完敗
No.465★229 第6回ラグビーワールドカップ(フランス他)第3戦
2007年9月20日 G:カーディフ・ミレニアム R:ジョエル・ジャッジ(F) KO 20:00
日本代表1872ウエールズ代表
1西浦 達吉(コカコーラW)11291ダンカン・ジョーンズ
2松原 裕司(神鋼)7432トーマス・リース・トーマス
3相馬 朋和(三洋電機)3クリス・ホースマン
4大野  均(東芝)1T44ウィル・ジェームズ
5ルーク・トンプソン(近鉄)0G35アラン・ウィン・ジョーンズ
6渡邊 泰憲(東芝)2PG16コリン・チャービス
7ハレ・マキリ(サニックス)0DG07マーティン・ウィリアムズ
C8箕内 拓郎(NEC)8アリックス・ポパム
9吉田 朋生(東芝)1T79マイケル・フィリップス
10ブライス・ロビンス(リコー)1G4C10スティーブン・ジョーンズ
11小野澤 宏時(サントリー)0PG011シェーン・ウィリアムズ
12大西 将太郎(ヤマハ)0DG012ジェームズ・フック
13今村 雄太(神鋼)13ジェイミー・ロビンソン
14遠藤 幸佑(トヨタ)10714ダヴィッズ・ジェームズ
15クリスチャン・ロアマヌ(埼玉工大)15ケヴィン・モーガン
交代【日】山村亮(ヤマハ)①、猪口拓(東芝)②、平浩二(サントリー)⑬、木曽一(ヤマハ)⑤、金喆元(近鉄)⑨、久住辰也(トヨタ)⑫、浅野良太(NEC)⑦ 【ウ】H.ベネット②、G.ジェンキンス③、I.エバンス⑤、M.オーウェン⑧、G.クーパー⑨、C.スウィーニー⑩、T.シャンクリン⑬
得点:T遠藤、小野澤、Gロビンス、PG大西2

 日本はBチームで戦う予定を変更し、ベストメンバーでウエールズに立ち向かった。18−72で完敗したが日本も見せ場は作った。前半の猛守とターンオーバーから大野、ロアマヌ、大西、今村、遠藤とつないだトライと、後半小野澤がインターセプトして70m独走したトライだ。日本はボールをキープできないで、守りに時間と労力をつぎ込む結果となり、次第に陣形を崩されていった。これがラグビーという競技であり、気力だけでは勝てない現実である。それにしても仕上げの段階でSH、SOというゲームを組み立てる心臓部の故障は、カーワンHCも想定外のことだっただろう。「立ち上がりの25分はいい形でプレーできた。ミスタックルと密集でボールを奪われたことが敗因だが、見ている人に敬意を持たれる戦いはできたと思う」(サンスポ)と、言い訳や弱音を吐かず明日を見つめるカーワンの談話に期待させるものがあった。