平成22年(2010)6月12日 ラウトカ
またもフィジーに敗れる
No.494★256 第5回IRBパシフィック・ネーションズカップ2010第1戦 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
2010年6月12日 G:ラトウカ R:ジョージ・クランシー(I) KO 15:10 | ||||||
日本代表 | 8 | - | 22 | フィジー代表 | ||
1 | 平島 久照(神鋼) | 0 | 前 | 3 | 1 | キャンピージ・マアーフ |
2 | 堀江 翔太(三洋電機) | 8 | 後 | 19 | 2 | ヴィリアメ・ヴェイコソ |
3 | 仲村 慎祐(サントリー) | 3 | アレフォソ・ヤラヤラタンブア | |||
4 | 大野 均(東芝) | 0 | T | 0 | 4 | セコナイア・カロウ |
5 | ルーク・トンプソン(近鉄) | 0 | G | 0 | C5 | ドミニコ・ワンガニンブロトゥ |
6 | マイケル・リーチ(東海大) | 0 | PG | 1 | 6 | ルペニ・ナシンガ |
7 | タウファ統悦(近鉄) | 0 | DG | 0 | 7 | ジム・ナイカンダワ |
C8 | 菊谷 崇(トヨタ) | 8 | ケレピ・ケテンドロモ | |||
9 | 田中 史朗(三洋電機) | 1 | T | 3 | 9 | ニコラ・マタワル |
10 | ショーン・ウェブ(コカコーラW) | 0 | G | 2 | 10 | チョネタニ・ラルル |
11 | 遠藤 幸佑(トヨタ) | 1 | PG | 0 | 11 | ネマニ・ナンドロ |
12 | ライアン・ニコラス(サントリー) | 0 | DG | 0 | 12 | イリエサ・ケレソニ |
13 | 平 浩二(サントリー) | 13 | ロパテ・ラトゥ | |||
14 | アリシ・トゥプアイレイ(キャノン) | 9 | 反 | 12 | 14 | ティモジ・ナングサ |
15 | 松下 馨(ヤマハ) | 15 | チャオチ・ダクヴラ | |||
交代【日】ホラニ龍コリニアシ(三洋電機)⑥、川俣直樹(三洋電機)①、小野澤宏時(サントリー)⑭、北川俊澄(トヨタ)⑤、湯原祐希(東芝)②、ジェームス・アレジ(ニューポート)⑩、和田耕二(トヨタ)⑨ 【フ】S.ボラ⑦、T.トゥアパティ②、M.バガニセバ⑭、A.ワイズ⑥、E.ルイバンドラ⑬、G.デューズ①、E.ブザンゴ⑨ | ||||||
得点:T菊谷、PGニコラス |
2戦続いて僅差でフィジーに敗れているジャパンは、フィジーを破って世界ランクのアップを期していたが、2度あることは3度あるという結果になってしまった。
この日のフィジーはすごかった。ブレイクダウン[ボール争奪の局面]にこんなに速く激しく襲いかかるフィジーを見たことがない。ジャパンも眦(まなじり)を決して試合に臨んでいるのだが、半歩、一歩と後手を踏んだ。スクラムでプレッシャーを受けたことが原因だ。レフリーが「エンゲージ」と指示する寸前の「タメ」の呼吸が合わずに押された。修正できないまま敗れたことは大きな修正課題だ。ジャパンはフィジーの2度のカウンターアタックにやられた。スピード、スタミナ、スキルの3Pを備えたSHマタワル恐るべし。セブンズの王様セレヴィの再来である。ただ負けたがジャパンも強くたくましくなっている。一昔前ならがたがたに崩れていただろう。先手を取るゲームメイクができればフィジーは射程距離内だ。