テストNo.305 リポビタンDツアー2014 日本代表欧州遠征 第1戦 ルーマニア代表戦

English 写真 機関誌
平成26年(2014)11月15日 G:ブカレスト(ナショナルS) R:スチュワート・ベリー(SA)
日本代表 18-13 ルーマニア代表
No.543★305 リポビタンDツアー2014 欧州遠征2014 第1戦 ルーマニア代表
2014年11月15日 G:ブカレスト(ナショナルS) R:スチュワート・ベリー(SA)
日本代表18-13ルーマニア代表
1三上 正貴(東芝)9101アンドレイ・ウルサケ
2木津 武士(神鋼)932アンドレイ・ラドイ
3畠山 健介(サントリー)3イオン・パウリカ
4伊藤 鐘史(神鋼)0T14マリウス・シルベ
5真壁 伸弥(サントリー)0G15ヴァレンティン・ポパルラン
6ツイ ヘンドリック(サントリー)3PG16オヴィディウ・トニッツァ
C7リーチ マイケル(東芝)0DG0C7ミハイ・マコヴェイ
8アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコム)8ダニエル・カルポ
9日和佐 篤(サントリー)0T09ヴァレンティン・カラフェテアヌ
10小野 晃征(サントリー)0G010フロリン・ヴライク
11山田 章仁(パナソニック)3PG111イオヌーツ・ボテザトゥ
12マレ・サウ(ヤマハ)0DG012ロベルト・ダスカル
13松島 幸太朗(サントリー)13チャバ・ガル
14カーン・ヘスケス(宗像サニックス)121414ドリン・マノレ
15五郎丸 歩(ヤマハ)15カタリン・フェルク
交代【日】立川理道(クボタ)⑪、大野均(東芝)④、ヘイデン・ホップグッド(釜石SW)⑦、稲垣啓太(パナソニック)①、廣瀬俊朗(東芝)⑭、山下裕史(神鋼)③、湯原祐希② 【ル】ステリアン・ブルチェア⑧、オタール・トゥラシュヴィリ②、アリン・コステ⑥、ホラツィウ・プンジェア③、ミハイツァ・ラザル①、フロリン・イオニタ⑪  シンビン=シルベ(ル)、ペナルティトライ1(ル)
得点:G五郎丸6

 前半8分、WTBカーン・ヘスケスがSO小野晃征のグラバーキックに反応してルーマニアゴール右隅に飛び込むが、惜しくもノックオン。このファーストスクラムで反則を取られてチャンスを逃す。「セットピースと規律」FLリーチ マイケルはそう語っていた。にもかかわらずスクラムでペナルティを取られ、そして、27分にはスクラムでルーマニアにペナルティトライを奪われてしまう。PR三上正貴は「攻め込んだところで回ってペナルティになった。負けたイメージではなかった。」とショックはないようであった。実際、この後、日本がスクラムで圧倒されるシーンは試合終了までなかった。ラインアウトは、3本目の相手ボールを奪うなど優位を保ち、セットピースに関しては合格点と言えた。
 一方、規律面では、氷点下に迫る気温、柔らかく湿ったピッチという日本人には不慣れな条件下、序盤はミスが多かったが、圧倒的なボールキープ率で主導権を握り、狙えるPGを確実に狙うテストマッチ仕様の戦い方で、前後半6本のPGをFB五郎丸歩が完璧に決め18得点。ディフェンス面でも、ラインブレイクされるシーンはほとんどなく、安定したプレーを80分続けて、18-13で勝利を収めた。試合をコントロールしながらPGを重ねて、テストマッチを勝ち切るスタイルで、厳しいアウェー戦をものにした選手たちに、ジョーンズHCは「一番うれしい勝利」と賛辞を送った。