テストNo.307 アジアラグビーチャンピオンシップ2015 第1戦 韓国代表戦

平成27年(2015)4月18日 G:南洞アジアード・ラグビー競技場 R:ティム・ベイカー(HK)

日本代表 56-30 韓国代表

No.545★307 アジアラグビーチャンピオンシップ2015 第1戦 韓国代表
2015年4月18日 G:南洞アジアード・ラグビー競技場 R:ティム・ベイカー(HK)
日本代表 56 30 韓国代表
1 三上 正貴(東芝) 22 20 1 パク・ソング
2 木津 武士(神鋼) 34 10 2 キム・ジップ
C3 畠山 健介(サントリー) 3 キム・カンシク
4 トンプソン ルーク(近鉄) 3 T 2 4 キム・ホボム
5 伊藤 鐘史(神鋼) 2 G 2 5 ヨン・クォンヌ
6 アイブス ジャスティン(キヤノン) 1 PG 2 6 キム・ヒョンス
7 ヘイデン・ホップグッド(ー) 0 DG 0 7 チャン・ソクファン
8 ホラニ龍コリニアシ(パナソニック) 8 ハン・コンギュ
9 日和佐 篤(サントリー) 6 T 1 9 イ・ミョンジュン
10 立川 理道(クボタ) 2 G 1 10 オ・ユンヒョン
11 藤田 慶和(早大) 0 PG 1 11 キム・グァンミン
12 田村  優(NEC) 0 DG 0 12 キム・ナンウク
13 カーン・ヘスケス(宗像サニックス) C13 キム・ソンス
14 松井 千士(同大) 8 18 14 チェガル・ビン
15 五郎丸 歩(ヤマハ) 15 チャン・ソンミン
交代【日】湯原祐希(東芝)②、廣瀬俊朗(東芝)⑪、山中亮平(神鋼)⑫、山下裕史(神鋼)③、平島久照(神鋼)①、内田啓介(パナソニック)⑨、宇佐美和彦(キヤノン)④、村田毅(NEC)⑦ 【韓】イ・ヨンスン⑤、ファン・インジョ⑤、ナム・ヨンス⑮、ナ・グァンヨン②、ソン・ヨンギ①、シン・ドンウォン③、パク・ハンギョル⑬、シン・キチョル④
得点:Tアイブス、ホップグッド2、ホラニ龍、藤田、田村、ヘスケス、松井、ペナルティトライ1、G五郎丸4、PG五郎丸

 ワールドカップイヤーの初戦、日本代表韓国代表に56-30と、失点の多い滑り出しとなった。

 出だしは悪くなかった。前半2分、五郎丸歩のPGで先制。その後は果敢にボールを動かすが、一斉に前に出てくる韓国の防御にあい、ボールが手につかない。PGで同点にされると11分にはペナルティから韓国SHイ・ミョンジュンが素早く持ち出し、FBチャン・ソンミンにパス。逆転のトライを許す。直後の15分には相手陣ゴール前で、そのFBチャンにパスをインターセプトされ、70m独走トライ。3-17まで差を広げられた。近年、日本代表に差をあけられていた韓国代表だが、この日はかつて日本を苦しめた出足鋭いディフェンスが蘇った。日本代表がトライを返したのは24分。起点はラインアウトモール。FLヘイデン・ホップグッドがねじ込み、10-17に。32分にはこの日が初キャップのWTB松井千仁が俊足を生かして独走トライ。38分にペナルティトライで逆転して折り返す。

 後半はカーン・ヘスケス、藤田慶和らBKがスピードで相手を振り切りトライし、最終的には56-30。大味な内容で、五郎丸のキック(成功率50%)も本来の出来ではなかった。エディー・ジョーンズHCの第一声は「RUSTY」。個人もチームも錆びついていたと表現した。(ラグマガ2015年6月号より抜粋)