平成28年(2016)4月30日 G:ニッパツ三ツ沢S R:パトリック・ウォ(HK)
No.561★322 アジアラグビーチャンピオンシップ2016 第1戦 韓国代表戦 | ||||||
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2016年4月30日 G:ニッパツ三ツ沢S R:パトリック・ウォ(HK) | ||||||
日本代表 | 85 | - | 0 | 韓国代表 | ||
1 | 北川 賢吾(クボタ) | 47 | 前 | 0 | 1 | ナ・グァンヨン |
2 | 森 太志(東芝) | 38 | 後 | 0 | 2 | キム・ミンギュ |
3 | 知念 雄(東芝) | C3 | シン・ドンウォン | |||
4 | 谷田部 洸太郎(パナソニック) | 7 | T | 0 | 4 | ヨン・グォンウ |
5 | 宇佐美 和彦(キヤノン) | 6 | G | 0 | 5 | ナム・ジョンソン |
6 | 山本 浩輝(東芝) | 0 | PG | 0 | 6 | パク・スンチェ |
7 | 安藤 泰洋(トヨタ) | 0 | DG | 0 | 7 | キム・ヒョンス |
8 | テビタ・タタフ(東海大) | 8 | ハン・ゴンギュ | |||
C9 | 内田 啓介(パナソニック) | 6 | T | 0 | 9 | シン・キチョル |
10 | 山中 亮平(神鋼) | 4 | G | 0 | 10 | オ・ユンヒョン |
11 | 児玉 健太郎(パナソニック) | 0 | PG | 0 | 11 | キム・ジンヒョク |
12 | 中村 亮土(サントリー) | 0 | DG | 0 | 12 | イム・サンジン |
13 | 石橋 拓也(NTTコム) | 13 | チェガル・ビン | |||
14 | 山下 一(豊田自動織機) | 8 | 反 | 9 | 14 | チャン・ソンミン |
15 | 野口 竜司(東海大) | 15 | ナム・ヨンス | |||
交代【日】東恩納寛太(キヤノン)①、小瀧尚弘(東芝)④、井上大介(クボタ)⑨、村田毅(NEC)⑦、前田土芽(筑波大)⑩、坂手淳史(パナソニック)②、渡邉隆之(東海大)③、アタアタ・モエアキオラ(東海大)⑭ 【韓】キム・ソンス⑬、オ・ジミョン⑩、ファン・インジョ④、シン・ダヒョン⑤、チョン・キホン②、カン・デヒョン⑧、キム・ミョンファン③ シンビン=チャン・ソンミン(韓) | ||||||
得点:Tタタフ、児玉5、内田、山中、中村、山下3、モエアキオラ、G山中7、中村3 |
4月30日の神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場。決着はすぐについた。「選手たちがアクションラグビーを体現してくれた。すべての局面で意思を示してプレーすることをやれた。」事前指示を忠実に遂行した選手たちを中竹ヘッドコーチ代行は高く評価した。先制トライは1分過ぎ。韓国のノックオンで得た攻撃だった。
大切なファーストスクラムと分かっていたFWが固まり、押し込んだ。右に展開し、SO山中亮平がループで幻惑して外へ。WTB山下一がインゴール左隅に飛び込んだ。先発11人がノンキャップだったジャパンにとって、落ち着きと勢いを呼ぶ貴重な一撃だった。両チームの力の差は歴然としていたが、拮抗した時間が続けばこれほどうまく進む80分とはならなかっただろう。
ジャパンは前半を47-0と大きくリードした。先制トライの初キャップ山下は、5分、26分にもトライラインを駆け抜けてあっという間にハットトリック。逆サイド、こちらも初キャップだったWTB児玉健太郎も、14分、29分にトライを決め、38-0だった後半にも3トライ。こちらはデビュー戦で5トライのパフォーマンスだった。
計13トライのうちの8トライを稼いだ2人のWTBは声をそろえていった。「特にFWが内側から圧力をかけ、崩してくれたお陰です。」好守で激しく前に出たNO8デビタ・タタフを筆頭にしたバックローだけでなく、フロントファイブもハードワークを続けた。韓国はその運動量についていけなかった。この試合で誕生した17人のキャップホルダーは相手国から力を認められた。