テストNo.324 アジアラグビーチャンピオンシップ2016 第3戦 韓国代表戦

平成28年(2016)5月21日 G:南洞アジアード・ラグビー競技場 R:マット・ロッデン(HK)

日本代表 60-3 韓国代表

No.563★324 アジアラグビーチャンピオンシップ2016 第3戦 韓国代表
2016年5月21日 G:南洞アジアード・ラグビー競技場 R:マット・ロッデン(HK)
日本代表 60 3 韓国代表
1 東恩納 寛太(キヤノン) 29 3 1 チョン・キホン
2 坂手 淳史(パナソニック) 31 0 2 ナ・グァンヨン
3 渡邉 隆之(東海大) C3 シン・ドンウォン
4 谷田部 洸太郎(パナソニック) 5 T 0 4 ヨン・グォンウ
5 小瀧 尚弘(東芝) 2 G 0 5 キム・サンジン
6 古川 聖人(立命大) 0 PG 0 6 シン・ダヒョン
7 金  正奎(NTTコム) 0 DG 0 7 キム・ヒョンス
8 山本 浩輝(東芝) 8 ファン・インジョ
C9 内田 啓介(パナソニック) 5 T 0 9 シン・キチョル
10 中村 亮土(サントリー) 3 G 0 10 オ・ジミョン
11 児玉 健太郎(パナソニック) 0 PG 0 11 リ・スピョン
12 石橋 拓也(NTTコム) 0 DG 0 12 キム・ジンヒョク
13 前田 土芽(筑波大) 13 キム・ソンス
14 安田 卓平(同大) 14 ナム・ヨンス
15 山中 亮平(神鋼) 15 イ・ジェブック
交代【日】三浦昌悟(東海大)①、宇佐美和彦(キヤノン)⑤、山下一(豊田自動織機)⑪、橋本大吾(東芝)②、北川賢吾(クボタ)③、ファウルア・マキシ⑦、野口竜司⑮、中嶋大希⑨ 【韓】キム・ミンギュ②、ソン・ミンス⑧、オ・ユンヒョン⑫、カン・デヒョン①、キム・インギュ⑬、ナム・ジョンソン⑤、キム・ミョンファン③、イ・ソンベ⑨  シンビン=ヨン・グォンウ、キム・ヒョンス(韓)
得点:T坂手2、谷田部、内田、児玉、安田、山中2、野口、ペナルティートライ、G中村2、山中3 

 U20のリーダーであり、このチームでトレーニングを積む中、レベルが上がってきたと評価されたFL古川聖人、CTB前田土芽、FB安田卓平の3人が先発に名を連ねた。

 試合開始直後、韓国SOオ・ジミヨンに50mPGを決められたものの、結局ホームチームに許した失点はこの先制PGによる3点のみ。開幕戦での13トライ、85点には及ばなかったものの、10トライ、60得点。ことに3週間前に横浜では85-0と圧倒したものの、「FWではトライを取れていなかった。自分たちの成長を見せよう」(遠藤哲FWコーチ)と、一種の“リベンジモード”だったFW陣が奮起してスクラムトライやモールで取り切った。チームとしての進化を感じさせた。

 さらに中竹ジャパンの一つの特徴でもあるエリアマネージメントに関しても、SOに中村亮土が上がり、山中がFBに回ったことで安定度が増した。前述したU20メンバーもそれぞれが特徴を出すプレーぶりで勝利に貢献。「しっかり責任感を持って戦ってくれた。ジャパンの試合でジャージィを着てプレーするという意味では合格点」(中竹HC代行)

 前半26分、32分のFB山中のトライはいずれもCTB前田が相手防御網を破ってお膳立てした。

 3人の先発メンバーに加えて、FLファウルア・マキシ、SH中島大希のU20メンバーも後半途中出場。最後は「30フェイズは続いた」(同HC代行)という韓国のラストアタックをしのぎ切って、3試合連続となる失トライ0での快勝をものにした。