テストNo.329 リポビタンDチャレンジ2016 テストマッチ アルゼンチン代表戦

平成28年(2016)11月5日 G:秩父宮 R:ロマン・ポワト(FRA)

日本代表 20-54 アルゼンチン代表

No.568★329 リポビタンDチャレンジ2016 アルゼンチン代表第2回来日 アルゼンチン代表
2016年11月5日 G:秩父宮 R:ロマン・ポワト(FRA)
日本代表 20 54 アルゼンチン代表
1 仲谷 聖史(ヤマハ) 6 21 1 ルーカス・ノゲラ・バズ
C2 堀江 翔太(パナソニック) 14 33 C2 アグスティン・クレービー
3 畠山 健介(サントリー) 3 ラミロ・エレーラ
4 梶川 喬介(東芝) 0 T 2 4 グッド・ペティ・バガディザバル
5 アニセ サムエラ(キヤノン) 0 G 1 5 マティアス・アレマーノ
6 ヘル ウヴェ(ヤマハ) 2 PG 3 6 トマス・レザーナ
7 三村 勇飛丸(ヤマハ) 0 DG 0 7 ハビエル・オルテガ・デシオ
8 アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコム) 8 ファクンド・イサ
9 田中 史朗(パナソニック) 2 T 5 9 マルティン・ランダホ
10 田村  優(NEC) 2 G 4 10 ニコラス・サンチェス
11 山田 章仁(パナソニック) 0 PG 0 11 サンティエゴ・コルデーロ
12 立川 理道(クボタ) 0 DG 0 12 ヘロニモ・デラフエンテ
13 アマナキ・ロトアヘア(リコー) 13 マティアス・オランド
14 レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ) 9 9 14 マティアス・モローニ
15 松島 幸太朗(サントリー) 15 ホアキン・トゥクレット
交代【日】伊藤平一郎(ヤマハ)③、谷田部洸太郎(パナソニック)⑤、マルジーン・イラウア(東芝)⑥、木津武士(神鋼)②、松橋周平(リコー)⑦、山本幸輝(ヤマハ)①、ティモシー・ラファエレ(コカ・コーラ)⑬、小川高廣(東芝)⑨ 【ア】レオナルド・セナトーレ⑧、ラミロ・モヤーノ⑮、フリアン・モントーヤ②、エンリケ・ピエロ③、トマス・クベッリ⑨、フアン=マヌエル・レギサモン④、サンティアゴ・G・イグレシアス⑫、サンティアゴ・ガルシア・ボタ①
得点:Tマフィ、レメキ、G田村2、PG田村2

 11月5日、新生・日本代表の初陣となった「リポビタンD チャレンジカップ2016」アルゼンチン代表戦が行われた秩父宮ラグビー場には、18,235人の観客が詰めかけた。序盤はスクラムに自信を持つアルゼンチンと互角に渡り合い、SO田村優のPGで先制し、前半30分あたりまでは拮抗した戦いになったが、前半35分、ラインアウトからディフェンスの乱れを突かれ、アルゼンチンのSHマルティン・ランダホに抜け出され、SOニコラス・サンチェスにトライを奪われてしまう。後半もアルゼンチンの選手達のスピーディーな走りに苦しめられ、点差を広げられたが、15人制の日本代表デビューとなったWTBレメキ ロマノ ラヴァがトライをあげ、観客席を喜ばせた。田村のGで20‐54の試合終了。トライ数では2‐7の完敗である。ただし、通常なら、ただの「慰め」を今回ばかりは「希望」と置き換えても、何とか許される。ジェイミー・ジョセフHCの率いる体制の船出、練習は9日ほどの「ハネムーン」期間だからだ。ジョセフHCは試合後の会見で言った。「選手を誇りに思う。あきらめない姿勢は、最後のレメキのトライが表している」

 アルゼンチンは、南半球のチャンピオンシップで、オールブラックス、ワラビーズ、スプリングボクスと2度ずつ戦ってからやってきた。もとよりスーパーラグビーのジャガーズ(スペイン語でハグアルス)は、ほぼそのまま代表の母体でもある。

 あらためた、わかった。

 ジャパンが世界の強豪に迫り、伍し、機をとらえて勝利するためには細部まで届く習熟が必要だ。(ラグビーマガジン2017年1月号より抜粋)