テストNo.342 リポビタンDツアー2017 フランス代表戦

English Français 写真 機関誌
平成29年(2017)11月26日 G:フランス・Uアリーナ R:ルーク・ピアース(ENG)
日本代表 23-23 フランス代表
No.581★342 リポビタンDツアー2017 欧州遠征2017 フランス代表
2017年11月26日 G:フランス・Uアリーナ R:ルーク・ピアース(ENG)
日本代表23-23フランス代表
1稲垣 啓太(パナソニック)8131ジェファーソン・ポワロ
2堀江 翔太(パナソニック)1510C2ギレム・ギラド
3具  智元(ホンダ)3ラバ・スリマニ
4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)1T14ロマン・タオフィフェヌア
5真壁 伸弥(サントリー)0G15セバスチャン・ヴァハマイナ
6姫野 和樹(トヨタ)1PG26ジュディカエル・カンコリエ
C7リーチ マイケル(東芝)0DG07セクゥ・マカル
8アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコム)8ルイ・ピカモール
9流   大(サントリー)2T19バティスト・セラン
10田村  優(キヤノン)1G110フランソワ・トゥランデュック
11福岡 堅樹(パナソニック)1PG111ガブリエル・ラクロワ
12立川 理道(クボタ)0DG012アンリ・シャバンシー
13ラファエレ ティモシー(コカ・コーラ)13ダミアン・プノー
14レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)91014テディー・トマ
15松島 幸太朗(サントリー)15スコット・スペディング
交代【日】藤田慶和(早大)⑪、ヴァル アサエリ愛(パナソニック)③、徳永祥尭(東芝)⑤、田中史朗(パナソニック)⑨、シオネ・テアウパ(クボタ)⑫、フェツアニ・ラウタイミ(トヨタ)④、石原慎太郎(サントリー)① 【フ】ポール・ジェドラジャック④、マチュー・バスタロー⑬、ユーゴ・ボヌヴァル⑮、セバスチャン・タオフィフェヌア①、カミーユ・シャ②、アトワン・デュポン⑨、ダニエル・コツェ③、ファビアン・サンコニエ⑧  シンビン=ラクロワ(フ)
得点:T堀江、ラファエレ、ヴァル、G田村、PG田村2

 今シーズンの集大成となった25日のフランス戦では、さらに成長した姿を見せる。体格で大きく上回る相手に対し気迫あふれるディフェンスからリズムをつかむと、開始5分のPGに続いて24分には見事な連続攻撃でHO堀江翔太がトライ。以降も互角以上の展開で堂々と渡り合い、スタンドを埋めたフランスファンを沈黙させる。「これほど速くボールを動かすチームはTOP14にはない。フランスの選手たちは、どうしたらよいか、解らなくなっている」(TOP14を見続けるフランス在住日本人コメント)、そして迎えた73分、FL姫野和樹のパワフルな突進でゴール前まで攻め込み、最後はPRヴァルアサエリ愛がトライラインを超えて同点に。試合はそのまま23-23で終了。惜しくもフランス戦初白星には届かなかったが、敵地で限りなく勝利に近い引き分けを手にしたことは、十分称賛に値するだろう。
 表情に手ごたえと充実感をにじませたジャパンの選手たちと、膝をついてがっくりとうなだれるフランスの選手たちのコントラストが、この試合の内容を如実に表していた。
 ■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコ-チ
フランスでの2つのテストマッチは1勝1分けとなり、非常に良い遠征になった。今回の試合の勝敗は両チームのどちらに転んでもおかしくなかった。日本代表の23人は勝つ意気込みで臨んだので引き分けという結果は残念だが、勝てる試合内容ではあった。試合の序盤から最後まで、フランス代表に対して力強く臨めたことには満足している。アタック時にあわててしまう場面があったことは課題で、勝って終われるチームにしたい」
 ■リ-チ マイケル キャプテン
「今日の試合は、両チームともチャンスを逃した場面が多かった。日本代表もチャンスを作ったが得点につなげられない場面があった。2年後のラグビーワールドカップを見据えて非常に誇れる試合内容だったが、満足はしていない。今日の試合でチャンスを逃した部分を反省し、今後に活かしていきたい。試合開始から終了までアタックマインドセットを持ち続けられたことは誇らしく思う」