テストNo.361 欧州ツアー2021 第1戦 アイルランド代表戦

English 写真
令和3年(2021)11月6日 G:アビバ・スタジアム(アイルランド) R:ナイカ・アマシュケリー(GEO)
日本代表 5-60 アイルランド代表
対戦日2021/11/06 (土) Kick off22:00
競技場アビバ・スタジアム観客数--
天候くもり/無風グラウンド
状態
良い
ドクター
記録係JRFU広報
レフリーNika Amashukelisign
アシスタントレフリー
  • Damon Murphy
  • Pierre Brousset
マッチコミッショナーsign
TMOEric Gauzins
アイルランド代表
#Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1アンドリュー・ポーター(183/114/25)
Leinster Rugby
FW
2ロナン・ケラハー(183/105/23)
Lansdowne
3タイグ・ファーロング(183/125/28)
Clontarf FC
4タイグ・バーン(198/113/29)
Lansdowne FC
5ジェームズ・ライアン(201/115/25)
UCD RFC
6ケラン・ドリス(193/107/23)
St Mary's College
7ジョシュ・バンダーフリアー(188/103/28)
UCD RFC
8ジャック・コナン(193/114/29)
Old Belvedere RFC
9ジェイミソン・ギブソンパーク(175/80/29)
HB
10ジョニー・セクストン(188/90/36)
St. Mary's College RFC
11ジェイムズ・ロウ(188/105/29)
TB
12バンディー・アキ(178/102/31)
Connacht Rugby
13ギャリー・リングローズ(188/96/26)
UCD RFC
14アンドリュー・コンウェイ(180/90/30)
Blackrock College RFC
15ヒューゴ・キーナン(185/92/25)
UCD RFC
FB
16ダン・シーハン(191/111/23)
Lansdowne
Re.
17キアン・ヒーリー(185/112/34)
Clontarf
18フィンレイ・ビーラム(188/121/30)
Corinthians
19イアン・ヘンダーソン(198/116/29)
Ulster Rugby
20ピーター・オマホニー(191/107/32)
Cork Constitution
21コナー・マレー(188/93/32)
Munster Rugby
22ジョーイ・カーベリー(183/86/26)
Clontarf FC
23キース・アールズ(178/87/34)
Young Munster

※背番号の白抜きはキャプテン

日本代表
#Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1稲垣啓太(186/116/31)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
FW
2坂手淳史(180/104/28)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
3具智元(183/118/27)
コベルコ神戸スティーラーズ
4ジャック・コーネルセン(195/110/27)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
5ジェームス・ムーア(195/110/28)
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
6ベン・ガンター(195/120/24)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
7ピーター・ラブスカフニ(189/106/32)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
8姫野和樹(187/112/27)
トヨタヴェルブリッツ
9流大(166/75/29)
東京サントリーサンゴリアス
HB
10田村優(181/92/32)
横浜キヤノンイーグルス
11シオサイア・フィフィタ(187/105/22)
花園近鉄ライナーズ
TB
12中村亮土(181/92/30)
東京サントリーサンゴリアス
13ラファエレティモシー(186/100/30)
コベルコ神戸スティーラーズ
14ディラン・ライリー(187/102/24)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
15松島幸太朗(178/88/28)
FB
16庭井祐輔(174/95/30)
横浜キヤノンイーグルス
Re.
17クレイグ・ミラー(186/116/31)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
18ヴァルアサエリ愛(187/115/32)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
19徳永祥尭(185/100/29)
20テビタ・タタフ(183/124/25)
東京サントリーサンゴリアス
21齋藤直人(165/73/24)
東京サントリーサンゴリアス
22松田力也(181/92/27)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
23山中亮平(188/100/33)
コベルコ神戸スティーラーズ
得点
HomeAway
前半後半前半後半
45T01
33G00
00PT00
10PG00
00DG00
293105
60合計5
反則
PKFKPKFK
40前半80
90後半50
130合計130

Home 交替/入替

種類時間背番号
入替後半9分7 → 20
入替後半13分2 → 16
入替後半13分3 → 18
入替後半13分1 → 17
入替後半16分4 → 19
入替後半16分9 → 21
入替後半20分10 → 22
入替後半23分12 → 23

Home 一時的退場

時間背番号内容

Away 交替/入替

種類時間背番号
交替前半27分6 → 19
入替後半0分1 → 17
入替後半0分3 → 18
入替後半16分9 → 21
入替後半16分10 → 22
入替後半19分19 → 20
入替後半24分2 → 16
入替後半28分13 → 23

Away 一時的退場

時間背番号内容
前半39分 → 後半0分13 → 23HIA
前半43分 → 後半10分10 → 16シンビン
後半16分 → 後半28分12 → 23HIA

Home カード/処分

種類時間背番号内容

Away カード/処分

種類時間背番号内容
イエロー前半43分2反則の繰り返し

得点経過 前半Kick off : アイルランド代表 /後半Kick off : 日本代表

前半チーム名#.Name
4分アイルランド11.ジェイムズ・ロウT5-0
6分アイルランド10.ジョニー・セクストンG7-0
11分アイルランド14.アンドリュー・コンウェイT12-0
13分アイルランド10.ジョニー・セクストンG14-0
19分アイルランド14.アンドリュー・コンウェイT19-0
21分アイルランド10.ジョニー・セクストンGx19-0
24分アイルランド10.ジョニー・セクストンPG22-0
34分アイルランド9.ジェイミソン・ギブソンパークT27-0
36分アイルランド10.ジョニー・セクストンG29-0
後半チーム名#.Name
9分アイルランド10.ジョニー・セクストンT34-0
10分アイルランド10.ジョニー・セクストンG36-0
後半チーム名#.Name
15分アイルランド12.バンディー・アキT41-0
16分アイルランド10.ジョニー・セクストンGx41-0
17分日本代表11.シオサイア・フィフィタT41-5
17分日本代表22.松田力也Gx41-5
30分アイルランド13.ギャリー・リングローズT46-5
30分アイルランド22.ジョーイ・カーベリーG48-5
35分アイルランド14.アンドリュー・コンウェイT53-5
35分アイルランド22.ジョーイ・カーベリーGx53-5
42分アイルランド17.キアン・ヒーリーT58-5
42分アイルランド22.ジョーイ・カーベリーG60-5
<特記事項>
TMO:
・前半27分 アイルランド代表が蹴り込んだボールの、日本代表インゴールでのグラウンディング確認の結果、日本代表10番によるグラウンディングが認められ、アイルランド代表はノートライ
・前半43分 アイルランド代表3番のトライ前のノックオンの確認の結果、ノックオンの判定で、ノートライ
・後半15分 アイルランド代表12番がトライ前にタッチラインを出ていたかどうかの確認の結果、出ていなく、トライの判定

プレーヤー・オブ・ザ・マッチ:アイルランド8番 ジャック・コナン

※反則数含め、試合記録は日本ラグビーフットボール協会による参考記録。観客数不明

(11/7修正)日本代表後半16分の12番⇒23番は、HIAによる一時的退出


 RWC2019大会でアイルランドに初勝利した日本は、今年の7月にも31-39と、負けはしたが良い内容の試合をしていた。今回は勝てるのではないか。負けるにしても好試合になることは間違いないなど楽観視する意見が多かった。ところがこの日のアイルランド代表は、想定していたFWを中心とするパワープレーや陣地を稼ぐキック攻撃を封印し、FW、BK一体の展開攻撃を徹底してきた。特にSOセクストンが操るBKのサインプレーにFWも加わり、更にオフロードを交えたアタックは強烈で、日本が執拗にタックルを続けても最後は余った1人が快走するという展開が続いた。
 前半4分、11分とアイルランド代表両WTB(11番ロウ、14番コンウェイ)がノーマークとなってトライし、セクストンが隅からのコンバージョンを難なく決めていく(0-14)。このころまで次は日本が攻める番だという雰囲気が残っていたが、このアイルランド代表の怒涛の連続展開攻撃はその後も続き、19分14番コンウェイ、34分9番ギブソンパークにトライをされ、24分のセクストンのPGも含め0-29の大量リードで前半終了。
 後半に入り、日本も好タックルで健闘したが、9分、この日、代表100キャップのセクストン自身が記念すべきトライを決め、コンバージョンも入れて満場の拍手を浴びた(0-36)。15分12番バンディー・アキにトライを許した後(0-41)、日本はキックオフから攻勢に出て、敵陣22mライン付近で山中が松田へロングパスを通し、そこに寄り気味に縦をついた姫野がゴール前に迫り、左サイドで待ち受けるフィフィタにパスを通し、フィフィタがトライを決めた(5-41)。これで日本ペースになるかと思われたが、アイルランドのDFや日本のミスによりチャンスをつぶし得点には至らず、逆に30分13番リングローズ、35分コンウェイにトライを許し5-53となった。コンウェイの3トライを始め、ここまでは全てBKの選手によるトライを許したわけで、如何にアイルランドが展開攻撃に集中してきたかが分かる内容であった。
 最後は42分FWの17番ヒーリーにトライを許し、コンバージョンも決まって5-60で試合終了となった。日本も強豪国から分析をされるようになり、この日は全くペースをつかめないまま惨敗となったが、マイボール・ラインアウトの確保や的確なPKタッチキックなど、悪い流れの中で基本的なミスも少なからず出ており、もう一度基本に立ち返ってポルトガル戦、スコットランド戦に臨んでほしいものだ。