テストNo.364 リポビタンDチャレンジカップ2022 ウルグアイ代表戦 第1戦

令和4年(2022)年6月18日 G:秩父宮ラグビー場 R:ジョーダン・ウェイ(AU)

日本代表 34-15 ウルグアイ代表

対戦日2022/06/18 (土) Kick off15:00
競技場秩父宮ラグビー場 観客数14,448人
天候くもり/無風 グラウンド
状態
良い
ドクターCMO:中村明彦 MDD:大岩晋・染谷貴志
記録係児玉隆一郎
レフリージョーダン・ウェイ(オーストラリア協会)sign
アシスタントレフリー

マイク・フレイザー(ニュージーランド協会)

グラハム・クーパー(オーストラリア協会)

高尾陽平・河野海輝・川原佑

マッチコミッショナーMM:宮崎良平、MA:松尾エイミsign
TMOクリス・ハート(ニュージーランド協会)
サイティングコミッショナーアザー・ユソフ
タイムキーパー古瀬健樹
日本代表 (2022夏)
# Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1 三浦昌悟(180/113/27)
トヨタヴェルブリッツ TOYOTA VERBLITZ
FW
2 堀越康介(175/100/27)
東京サントリーサンゴリアス TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
3 淺岡俊亮(186/121/25)
トヨタヴェルブリッツ TOYOTA VERBLITZ
4 ヴィンピー・ファンデルヴァルト(188/112/33)
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 NTT DOCOMO RED HURRICANES Osaka
5 大戸裕矢(187/104/32)
静岡ブルーレヴズ SHIZUOKA BlueRevs
6 飯野晃司(190/110/27)
東京サントリーサンゴリアス TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
7 山本浩輝(187/95/29)
東芝ブレイブルーパス東京 TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO
8 テビタ・タタフ(183/124/26)
東京サントリーサンゴリアス TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
9 小川高廣(170/77/31)
東芝ブレイブルーパス東京 TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO
HB
10 田村優(181/92/33)
横浜キヤノンイーグルス YOKOHAMA CANON EAGLES
11 根塚洸雅(173/82/23)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY
TB
12 ラファエレティモシー(186/96/30)
コベルコ神戸スティーラーズ KOBELCO KOBE STEELERS
13 シェーン・ゲイツ(183/95/29)
NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安 NTT Communications ShinigArcs TOKYO-BAY U
14 竹山晃暉(175/84/25)
埼玉パナソニックワイルドナイツ SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS
15 尾崎晟也(175/85/26)
東京サントリーサンゴリアス TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
FB
16 日野剛志(172/100/32)
静岡ブルーレヴズ SHIZUOKA BlueRevs
Re.
17 海士広大(172/102/27)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY
18 竹内柊平(183/115/24)
NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安 NTT Communications ShinigArcs TOKYO-BAY U
19 秋山大地(192/110/25)
トヨタヴェルブリッツ TOYOTA VERBLITZ
20 シオネ・ラベマイ(189/120/28)
東芝ブレイブルーパス東京 TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO
21 茂野海人(170/75/31)
トヨタヴェルブリッツ TOYOTA VERBLITZ
22 立川理道(180/93/32)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY
23 メイン平(178/89/21)
リコーブラックラムズ東京 RICOH BlackRams Tokyo

※背番号の白抜きはキャプテン

ウルグアイ代表
# Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1 マティオ・ペリロ(183/119/21)
PENAROL (SLAR)
FW
2 ギジェルモ・プハダス(179/110/25)
PENAROL (SLAR)
3 イグナシオ・ぺクロ(191/123/23)
PENAROL (SLAR)
4 エリック・ドサントス(186/100/27)
PENAROL (SLAR)
5 カルロス・デウス(188/103/20)
PENAROL (SLAR)
6 ルカス・ビアンキ(190/101/21)
PENAROL (SLAR)
7 サンティアゴ・シベッタ(184/102/24)
PENAROL (SLAR)
8 マヌエル・アルダオ(175/95/23)
PENAROL (SLAR)
9 トマス・インシアルテ(182/91/25)
PENAROL (SLAR)
HB
10 フェリペ・エチェベリー(174/76/25)
PENAROL (SLAR)
11 バルタサール・アマヤ(184/90/23)
PENAROL (SLAR)
TB
12 アンドレス・ビラセカ(184/96/31)
PENAROL (SLAR)
13 ニコラス・フレイタス(176/93/28)
VANNES (FRANCE)
14 マテオ・ビニャールス(181/84/23)
PENAROL (SLAR)
15 ロドリゴ・シルバ(183/88/29)
PENAROL (SLAR)
FB
16 エミリアーノ・ファッセニーニ(182/105/24)
PENAROL (SLAR)
Re.
17 エドゥガルド・ベニテス(179/115/34)
PENAROL (SLAR)
18 フアン・エチェベリア(172/114/30)
PENAROL (SLAR)
19 ディエゴ・マニョ(187/104/33)
PENAROL (SLAR)
20 トマス・エチェベリー(195/99/20)
PENAROL (SLAR)
21 サンティアゴ・アルバレス(183/83/20)
PENAROL (SLAR)
22 フアンマヌエル・アロンソ(185/101/20)
BRIVE (FRANCE)
23 ホセマリア・イルレギ(177/77/22)
PENAROL (SLAR)
得点
HomeAway
前半後半前半後半
23 T 02
12 G 01
00 PT 00
10 PG 10
00 DG 00
1519 312
34合計15
反則
PKFKPKFK
30 前半 101
41 後半 50
71 合計 151

Home 交替/入替

種類時間背番号
入替 後半18分 2 → 16
入替 後半20分 1 → 17
入替 後半20分 3 → 18
入替 後半20分 6 → 20
入替 後半20分 9 → 21
入替 後半20分 15 → 23
入替 後半28分 4 → 19
入替 後半29分 12 → 22

Home 一時交替

時間背番号内容
前半33分 → 後半0分 3 → 18 出血

Away 交替/入替

種類時間背番号
入替 後半4分 1 → 18
入替 後半10分 5 → 19
入替 後半12分 3 → 17
入替 後半23分 6 → 20
入替 後半23分 11 → 22
入替 後半29分 2 → 16
入替 後半29分 15 → 23
入替 後半33分 9 → 21

Away 一時交替

時間背番号内容

Home カード/処分

種類時間背番号内容
イエロー 前半20分 15 危険なプレー

Away カード/処分

種類時間背番号内容
イエロー 前半16分 6 反則の繰り返し

得点経過 前半Kick off : ウルグアイ代表 /後半Kick off : 日本代表 (2022夏)

前半チーム名#.Name
10分 日本代表 11.根塚洸雅 T 5 - 0
12分 日本代表 10.田村優 Gx 5 - 0
18分 日本代表 10.田村優 PG 8 - 0
35分 ウルグアイ代表 10.フェリペ・エチェベリー PG 8 - 3
40分 日本代表 8.テビタ・タタフ T 13 - 3
41分 日本代表 10.田村優 G 15 - 3
後半チーム名#.Name
4分 日本代表 2.堀越康介 T 20 - 3
5分 日本代表 10.田村優 G 22 - 3
後半チーム名#.Name
18分 ウルグアイ代表 19.ディエゴ・マニョ T 22 - 8
19分 ウルグアイ代表 10.フェリペ・エチェベリー Gx 22 - 8
23分 日本代表 16.日野剛志 T 27 - 8
25分 日本代表 10.田村優 G 29 - 8
32分 日本代表 16.日野剛志 T 34 - 8
34分 日本代表 10.田村優 Gx 34 - 8
36分 ウルグアイ代表 8.マヌエル・アルダオ T 34 - 13
36分 ウルグアイ代表 10.フェリペ・エチェベリー G 34 - 15

<特記事項>
【TMO】
・前半20分日本15番の危険なプレーを確認→シンビンを適用
・後半18分ウルグアイのトライのグランディングを確認→トライが認められる。
・後半34分ウルグアイのトライを確認→ノートライの判定
【シンビン】
・前半16分ウルグアイ6番の選手は、チームがオフサイドの反則を繰返した事によるもの。
・前半20分日本15番の選手は、ハイボールキャッチャーに対する危険なプレーによるもの。


 来年にRWC2023フランス大会を控え、ジェイミー・ジョセフHCの方針により、日本代表とNDS(ナショナルデベロップメントスコッド)の2チームを2か所(宮崎、大分)に分け合宿を実施し、選手層を厚くすることを目指している。そしてまさにウルグアイ代表戦の第1戦は、メンバー登録の23選手中9選手が初キャップというフレッシュなメンバーで臨んだ(淺岡、飯野、根塚、竹山、海士、竹内、秋山、ラベマイ、メイン平)。初キャップメンバーだけではなく、RWC2019日本大会の主力メンバーであったヴィンピー、田村、ラファエレ、そして昨年の欧州遠征メンバータタフ、ゲイツも意識、フィジカルの両面のチェックを兼ねて試される形となった。
 RWC2019日本大会(釜石鵜住居G)において、格上のフィジー代表を執念で破ったウルグアイ代表の奮闘は話題を呼んだが、日本代表の勝利は動かないであろうと予想されていた。しかし気持ちが入り、体力を消耗していない序盤はウルグアイの執拗なDFもあり、日本代表はなかなか主導権を握れない。ようやく前半10分、ウルグアイ陣ゴール前右のラインアウトからFWが縦の突進を繰り返して、ラックの早い球出しからラファエレ、田村、尾崎、根塚と繋ぎ、漸く左隅に初トライを挙げた。根塚も2人のバックアップを受けて内に切りたいところをWTBらしく、うちを見せて外で勝負し初キャップの試合で初トライを挙げた(田村のゴール失敗で5-0)。その後18分に田村がPGを決め8-0とするも膠着状態は続き、逆に35分日本ゴール前に迫ったウルグアイ代表にPGを返された(8-3)。この悪い流れのまま終わりたくないと思った前半終了間際、ウルグアイ陣右22mラインの日本代表ラインアウトから左へ展開、SH小川のパスを直接受けたNo8タタフが力強い突進と見事なステップを見せて2人を抜き、ウルグアイFWのバックアップもスピードで振り切ってトライを挙げた(田村のゴール成功で15-3)。
 後半に入るとようやく落ち着いてきた日本代表は4分、タタフの突進を起点に山本、堀越とつないでゴールポスト右にトライ(田村ゴール成功で22-3)。その後、メンバー交代を行ったウルグアイ代表が息を吹き返し、日本ゴール前に迫り18分FWディエゴ・マニョのトライを許した(コンバージョン不成功で22-8)。しかし日本代表は動じず、23分、32分にウルグアイ陣ゴール前左のラインアウトから見事なモールを作り、いずれも交代で投入された16番日野が飛込み2トライを挙げた(コンバージョンは一つ成功で34-8)。これで勝敗は決し、緩んだのか36分ウルグアイ代表にボールを繋がれトライを献上した。ゴールも決まり34-15でフルタイムとなった。
 この試合で活躍を見せた三浦、ヴィンピー、タタフが日本代表に昇格した(辻はこの試合の前に日本代表合宿に合流済み)。