テストNo.400 リポビタンDツアー2025 日本代表 vs ジョージア代表

令和7年(2025)11月22日 G:ミハエル・メスキ・スタジアム R:エオガン・クロス(アイルランド協会)
日本代表 25-23 ジョージア代表●

対戦日2025/11/22 (土) Kick off16:00
競技場Mikheil Meskhi Stadium 観客数--
天候晴れ/無風 グラウンド
状態
良い
ドクター
記録係JRFU広報室
レフリーEoghan Cross (IRFU)sign
アシスタントレフリー

Anthony Woodthorpe (RFU)

Peter Martin (IRFU)

-

マッチコミッショナーsign
TMOLeo Colgan (IRFU)
日本代表
# Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1 小林賢太(181/113/26)
東京サントリーサンゴリアス
FW
2 佐藤健次(177/108/22)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
3 竹内柊平(183/115/27)
東京サントリーサンゴリアス
4 エピネリ・ウルイヴァイティ(196/122/29)
三菱重工相模原ダイナボアーズ
5 ワーナー・ディアンズ(201/117/23)
6 タイラー・ポール(195/111/30)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
7 下川甲嗣(188/105/26)
東京サントリーサンゴリアス
8 ジャック・コーネルセン(195/110/31)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
9 齋藤直人(165/73/28)
スタッド・トゥール—ザン
HB
10 李承信(176/86/24)
コベルコ神戸スティーラーズ
11 長田智希(179/90/25)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
TB
12 チャーリー・ローレンス(171/90/27)
三菱重工相模原ダイナボアーズ
13 ディラン・ライリー(187/102/28)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
14 植田和磨(177/87/22)
コベルコ神戸スティーラーズ
15 サム・グリーン(178/85/31)
静岡ブルーレヴズ
FB
16 平生翔大(174/103/23)
東京サントリーサンゴリアス
Re.
17 古畑翔(185/118/28)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
18 為房慶次朗(180/108/24)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
19 ハリー・ホッキングス(208/124/27)
東京サントリーサンゴリアス
20 山本秀(190/96/26)
リコーブラックラムズ東京
21 福田健太(173/83/28)
東京サントリーサンゴリアス
22 小村真也(180/92/23)
トヨタヴェルブリッツ
23 池田悠希(187/100/30)
リコーブラックラムズ東京

※背番号の白抜きはキャプテン

ジョージア代表
# Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1 ギオルギ・アハラゼ(0/0/0)
ASM CLERMONT [Fra]
FW
2 イラクリ・クヴァタゼ(0/0/0)
Black Lion
3 イラクリ・アプツィアウリ(0/0/0)
Lyon [Fra]
4 ミヘイル・バブナシュヴィリ(0/0/0)
Black Lion
5 ヴラディメリ・チャチャニゼ(0/0/0)
Stad Montois [Fra]
6 トルニケ・ジャラゴニア(0/0/0)
Provence [Fra]
7 ベカ・サギナゼ(0/0/0)
Lyon [Fra]
8 ベカ・ゴルガゼ(0/0/0)
Pau
9 ヴァシル・ロブジャニゼ(0/0/0)
Oyonnax [Fra]
HB
10 テド・アブジャンダゼ(0/0/0)
Aurillac [Fra]
11 デムリ・タプラゼ(0/0/0)
Black Lion
TB
12 トルニケ・カホイゼ(0/0/0)
Black Lion
13 ギオルギ・クヴェセラゼ(0/0/0)
Grenoble [Fra]
14 アカキ・タブツァゼ(0/0/0)
Black Lion
15 ダヴィト・ニニアシュヴィリ(0/0/0)
La Rochelle [Fra]
FB
16 ニコロズ・スティゼ(0/0/0)
La Rochelle
Re.
17 ギオルギ・ママイアシュヴィリ(0/0/0)
Grenoble
18 カハベル・ダルバイゼ(0/0/0)
Black Lion
19 ギオルギ・ジャヴァヒア(0/0/0)
Toulon
20 ルカ・イヴァニシュヴィリ(0/0/0)
Black Lion
21 サンドロ・ママムタヴリシュヴィリ(0/0/0)
Black Lion
22 ゲラ・アプラシゼ(0/0/0)
Perpignan [Fra]
23 ルカ・マトカヴァ(0/0/0)
Oyonnax [Fra]
得点
HomeAway
前半後半前半後半
10 T 02
10 G 02
00 PT 00
33 PG 21
00 DG 00
169 617
25合計23
反則
PKFKPKFK
42 前半 61
60 後半 40
102 合計 101

Home 交替/入替

種類時間背番号
入替 前半27分 15 → 22
入替 後半0分 12 → 23
入替 後半8分 4 → 19
入替 後半20分 3 → 18
入替 後半39分 9 → 21

Home 一時交替

時間背番号内容

Away 交替/入替

種類時間背番号
入替 前半29分 1 → 17
入替 後半11分 5 → 19
入替 後半16分 9 → 22
入替 後半21分 6 → 20
入替 後半26分 2 → 16
入替 後半27分 8 → 21
入替 後半40分 10 → 23

Away 一時交替

時間背番号内容

Home カード/処分

種類時間背番号内容

Away カード/処分

種類時間背番号内容
イエロー 前半19分 3 不行跡

得点経過 前半Kick off : ジョージア代表 /後半Kick off : 日本代表(リポビタンDツアー2025)

前半チーム名#.Name
5分 ジョージア代表 10.テド・アブジャンダゼ PG 0 - 3
8分 日本代表 10.李承信 PG 3 - 3
10分 日本代表 13.ディラン・ライリー T 8 - 3
11分 日本代表 10.李承信 G 10 - 3
26分 日本代表 10.李承信 PG 13 - 3
29分 ジョージア代表 10.テド・アブジャンダゼ PG 13 - 6
32分 日本代表 10.李承信 PG 16 - 6
後半チーム名#.Name
4分 日本代表 10.李承信 PG 19 - 6
後半チーム名#.Name
5分 ジョージア代表 10.テド・アブジャンダゼ PG 19 - 9
28分 ジョージア代表 11.デムリ・タプラゼ T 19 - 14
30分 ジョージア代表 10.テド・アブジャンダゼ G 19 - 16
33分 日本代表 10.李承信 PG 22 - 16
37分 ジョージア代表 12.トルニケ・カホイゼ T 22 - 21
38分 ジョージア代表 10.テド・アブジャンダゼ G 22 - 23
41分 日本代表 10.李承信 PG 25 - 23

<特記事項>
試合記録は(公財)日本ラグビーフットボール協会による参考記録


 日本代表は絶対に勝たなければならない試合に勝った。しかも残り2分で逆転され、最後のワンプレーで李が35mのPGを蹴り込み欧州遠征の最後を飾った。そしてRWC2027オーストラリア大会の組み合わせ抽選でバンド2に入ることができた(日本よりランキングが上のチームは一つ)。

 前半はジョージアのキックオフで試合が始まる。これまでの強いFWのイメージとは異なり、ジョージアはBKによる展開攻撃を積極的に仕掛けてくる。

 ジョージアの硬軟織り交ぜた攻撃を日本もしぶとく守りチャンスを作らせない。しかし5分、日本陣22mライン中央での日本のノット・ロールアウェイでPKを得てジョージア10番アブシャンダゼがPGを決める(0-3)。再開後、日本は李の効果的なキックでジョージア陣に入り、超速アタックで攻め立て、8分、ジョージアのハイタックルでPKを得て、李が30mのPGを決め同点(3-3)。9分、ジョージア日本の反則によるPKタッチで、日本陣右5mのラインアウトを得てモールを組みプッシュ。最後はBKが入るも押し切れず、FWが数回ラックサイドを突進した後、オープン攻撃に転ずる。10分、ここでパスミスが起き、こぼれたボールを日本12番ローレンスがジョージア陣へ蹴り込み、快足を飛ばして追走したライリーがジョージア・トライゾーンへボールを蹴り込む。ライリーはジョージアのDFに競り勝ちボールを押さえ見事なトライを挙げる(李のG成功で10-3)。17分、ジョージアボールのファーストスクラム。日本がどれだけやれるか注目されたが、組む前に日本のアーリーバインドによるフリーキックとなり、甲乙は付かず。タッチキックの後、日本はハーフウェー・ライン左のラインアウトから右オープンに展開してループ、飛ばしパスなどを織り込みタイラー・ポールを突っ込ませ、更に右へ展開。ローレンスからリターンパスを貰ったライリーがライン際を快走するが、そこからのパスが繋がらずジョージアにボールを奪われる。20分、ジョージアのハイパントを確保して日本が連続攻撃を仕掛けるが、ジョージア3番アプツィアウリが故意のオフサイドの反則でイエローカードとなる。このタッチキックでジョージア陣左ゴール前10mのラインアウトを得た日本は、ウルイヴァイティが確保して連続攻撃を仕掛ける。数フェーズ後、ウルイヴァイティが突進で孤立してボールを奪われる。ここでジョージアのノータッチキックを確保した日本は大胆に攻撃を仕掛ける。しかし数フェーズ後、ライリーのノット・リリースザボールでPKを取られる。26分、両軍の攻防が続く中、ジョージアが反則を犯し、李が30mのPGを決め、点差を広げる(13-3)。再開後、日本のキックを確保したジョージアは連続攻撃を仕掛け29分、日本のオフサイドの反則でジョージア、アブシャンダゼがPGを決める(13-6)。32分、日本は連続攻撃の中、ジョージアのオフサイドの反則を得て、李が中央左40mのPGを入れ返し、点差を広げる(16-6)。33分、実質上のファーストスクラム。ジョージアがFKを得て攻めるが、ワーナーのチョークタックルが決まりボールを奪い返す。日本はこのマイボールスクラムでジョージアからPK(足が滑りフォーリングダウン)を獲得する。大きなプレーである。前半は、ジョージアのミスが目立ち、日本が16-6のリードのまま終了。初先発の6番タイラー・ポールのハイボール処理、及び接点での活躍が利いていた。また14番の初先発植田も若さ溢れる思い切ったプレーが良かった。

 後半は日本のキックオフで試合が始まる。日本はこのキックオフ・ボールを獲得し連続攻撃でジョージア陣に入るが、ノックフォワードでチャンスを潰す。そしてジョージア陣右22mライン近辺のジョージアボールのスクラムで、ジョージア日本のスクラムをめくり上げるが、逆にジョージアが反則(内側に入る)を取られる。44分、日本は李がこのPGを決め、着実に点差を広げる(19-6)。45分、日本のウルイヴァイティのノット・ロールアウェイの反則で、ジョージア、アブシャンダゼがPGを決め日本に食らいつく(19-9)。50分、日本のスクラムからのアタックをインターセプトされジョージア14番タブツァゼがキックを蹴り、再キャッチして快走する。ゴール直前で、追走したコーネルセンのアンクル・タップが決まり、ノックフォワードを誘い事なきを得る。本当に大きなプレーである。ジョージアFWは10数フェーズに渡るパワフルな縦攻撃で22mラインを突破し、日本はピンチとなるが、58分、1番小林のスティールが決まりPKを獲得(ピンチを救う大きなプレー)。60分、日本ジョージア陣22mラインを突破して連続攻撃を仕掛けるが、最後、ワーナーの突進が孤立して、スティールを食らいPKとなる。62分、李の自陣からのキックが50-22となり、ジョージア陣左22mライン近辺でのラインアウトを得る。64分、ジョージア陣に入り連続攻撃で22mラインを突破するが、最後、23番池田の突進が孤立しスティールを食らう。65分、このPKタッチキックで日本陣左10mラインでのラインアウトを得たジョージアはラインアウト・モールを形成し力強くプッシュをかける。たまらず日本はモールを崩しPKを取られる。ジョージアはこのPKタッチキックで日本陣ゴール前左5mのラインアウトを得るも、日本のワーナーがスティールし、左15mまで挽回。しかしこのラインアウトを獲得したジョージアはFWの力強い縦攻撃で10数回にわたるフェーズを重ね日本ゴールに迫る。そして68分、FWの連続縦攻撃の後、左オープンに展開しラックに入っていた11番タブラゼがラックからボールを持ち出してトライ(アブシャンダゼのGで19-16)。再開後、キックオフ後のラックからのジョージアSHのキックをワーナーがチャージし、ジョージアゴール前15mのラインアウトとなる。その後、ジョージアがタッチキックを蹴り、日本ジョージア陣右10mラインを超えた位置のラインアウトから連続攻撃を仕掛けジョージアの反則を誘う。74分、日本はこの反則でPKを得て李が30mPGを決め6点差とする(22-16)。再開後、キックオフボールを日本がこぼし、ジョージアの連続攻撃を受け日本は反則をしてしまう。ジョージアはPKタッチで日本陣ゴール前左10mのラインアウトを確保し、BKも入ってモールを組みプッシュをかける。しかしモールが崩れ、FWの縦攻撃を中心とする連続攻撃を仕掛ける。日本のペナルティ・アドバンテージを貰いながらも77分、フェーズを重ねたジョージアは最後、右へ振って12番カホイゼを余らせてトライし、ゴールも決めて(アブシャンダゼのGで22-23)ついに逆転。しかし諦めない日本は、ボールを獲得して攻め続ける。80分、日本の連続攻撃のラックで、ジョージア21番が反則しPKを得る。81分、李が35mのPGを慎重に決め見事に勝利した(25-23)。

 一時は2週連続の逆転負けかと覚悟をしたが、諦めずに攻め続けて逆転勝利を飾ってくれた。この試合に勝利したことでランキングが12位となり、RWC2027オーストラリア大会の組み合わせ抽選で、バンド2に入ることができたことも非常に大きい。しかしこの日、逆転勝利を挙げたとはいえ、日本の誇る超速アタックがトライに繋がることはなかった。この2年間で選手層は厚くなり、ティア1国とも良い試合ができるようになったが、これから2年間で、メンバーを固めながらプレー精度を上げて、チャンスで確実にトライ、得点が取れるようになってほしい。そして鉄壁のDFを築き上げ、南アフリカのラインアウトモールに対しても、またNZ、アルゼンチンのBKプレーも前に出て止められるようになることを期待している。