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概要
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【墓を防空壕へ改造】 築地横穴墓は築地井手の右岸、丘陵地の崖壁及び迫地に数多く存在する。 この丘陵地は阿蘇火山灰噴出物の凝灰層であり、風化しやすく羨門外郭などの崩壊が進んでいるが、築地井手に面した数基は、比較的保存状態は良い。しかし民家の近くにあるため戦時中は防空壕や食糧等の保存庫に改造され、使用されたものも多く見られる。 昭和55年(1980)、多目的運動公園造成工事に伴い、迫地の横穴墓群について発掘調査が実施された。副葬品として須恵器、土師器及び刀子が出土した。他に小型横穴数基が確認され、これらの墓群は7世紀前半の造墓と考えられている。 菊池盆地周辺の台地や丘陵地の崖地に数多く見られる横穴墓群は、形式、副葬品などから、いずれも古墳時代後期の墓とみられている。
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