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概要
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避暑地として有名な菊池渓谷の入口の立門に位置する。菊池市街から大分県の日田市に至る上津江往還の柏川をまたぐ堂々とした貫禄のある眼鏡橋で、「立門」の文字が漆喰で刻まれている。 万延元年(1860)、ときの郡代の山内平治、横目役の高木仁十郎、惣庄屋の小山三右衛門、原村庄屋有働太郎衛門らの世話によって、種山石工である橋本勘五郎の兄、宇市(卯一)の手により竣工した。 地元の固い安山岩の切石で、石垣の石組みは精密で堅固である。立門の渡辺家に残る架橋設計図を見ると、橋脚支柱の組方図では積み上げる輪石の重みを2本の大柱によって支える図式で、急流の水勢を邪魔しないように川中に木材を立てない工夫がなされている。また、この橋に連結して石造りの持ち送り式桁橋が設けられ、アーチ橋へとつなぐ工夫も読み取れる。
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