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概要
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亀ヶ城跡は湯舟区の西南にある東西350m、南北85mほどの、楯を伏せたような形の丘陵地で、古くから地域の人々から「城山」と呼ばれ鎮西八郎(源)為朝の居城伝説もあった。現在は梅や杉などの山林である。 平成6年度に鈴木喬、太田幸博の指導で発掘調査を行った結果、梁行6.6m、桁行11.5mの建物跡と、これに平行した梁行2.4m、桁行11mの2棟の遺構が確認され、平安期の土師器をはじめとして160数点の土器が出土し、また麓にある井戸周辺から出土した青磁白磁は、中国の宗時代のものであることが確認された。銅製の懸仏(かけぼとけ)1体が出土したことから、当初は寺院跡かとも考えられたが、他にはこれを裏付ける出土品はなかった。また、近くの道路脇から石製の袴帯も発見されている。 発刊された報告書によれば、鞠智城跡の調査例を踏まえれば建物は倉庫群であり、地形から見て南側に居館関係の建物の存在を推定しており、また出土品などから見ても貴重な遺跡であることは間違いない、とされている。
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