概要
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応安8年(1375)、今川了俊・今川仲秋が菊池氏17代菊池武朝(たけとも)の水島の城(台城)を攻めた。敗れた今川軍が庄村の辺(山鹿市鹿本町)に退く際に、武朝は嶽の鼻の淵から毎夜きらきらと光輝くものを見た。調査を命じられた従臣が行ってみると、淵の深さは数メートルあり、水底に卵のような2つの丸石を見つけた。武朝は「これこそ霊石だ」と言って、応永4年(1397)に社殿を建立し、菊池・山鹿・玉名3郡の雨乞いの神社としたそうである。神社の軒下には竜を刻んだ彫刻がある。毎年10月9日には海津見神社例祭が行われる。
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