解題・説明
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小平の歴史の特色として知られている近世の新田開発と村のくらしに焦点をあて作成しました。絵図や古文書から近世の小平の姿を描いているのが特徴です。全体を12章に分けて構成し、1は国絵図に記された村々として、小川村が開発される前の時代の「正保国絵図」(1644~47年)をはじめ、「元禄国絵図」(1688~1703年)、「天保国絵図」(1830~43年)といった3大国絵図によって武蔵野の村々の開発と変化の様子を示し、2は村ができるまでとして、「戦国時代の集落分布と地下水」、「玉川上水と武蔵野への分水路」の図と街道の写真を配しました。3から9までは、小川新田、鈴木新田など7つの村の開発について、絵図・文書・写真及び図表を使って概説しています。10は村のしくみと文書、11は玉川上水とくらし、12は鷹場と村、といった開発以外の近世の歴史的な特色について記しています。収録した資料は、総点数190点です。
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