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解題・説明
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この神楽は、出雲流の太々神楽です。古くから地区の楽人の手によって28座の演目が伝承されてきました。 春(4月第2日曜日)は豊景神社の神楽殿で演じ、秋(10月第2日曜日)は同神社の神楽殿で3座を演じた後、町内の氏子を百戸ほど廻って舞を演じます。 上演記録は、1839(天保10)年銘以後のものが保存されており、伝承の系譜もよく記録されています。 舞に安積流、田村流の混在が認められますが、今日までの伝承の過程で混在したもので、舞自体は洗練されており高い評価を得ています。また、他地域の神楽に比べると特異な舞もあり、優雅・勇壮な舞が多いのが特徴です。 民族芸能の伝承には後継者が問題ですが、「豊景神社の太々神楽保存会」が結成されており、楽人も多く伝承についての心配はありません。 太々神楽は市内各地に伝承されていますが、その中でも演目の種類、舞、囃子伝承ともにすぐれており、本市を代表する神楽として価値が高いものです。
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