17.石造浮彫阿弥陀三尊塔婆(富田町)(せきぞううきぼりあみださんそんとうば(とみたまち))

 

市指定重要文化財(考古資料) 昭和33(1958)年5月14日指定

所在地郡山市富田町丸山
所有(管理)者名個人 (問合せ)郡山市文化スポーツ観光部文化振興課
アクセス郡山駅前から玉川経由熱海行き、向原経由/郡山郵便局経由郡山西部工業団地行き、コパル前下車徒歩17分
開館(開館)
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 富田町の精密機械会社を西に行くと丘陵があり、その端に椿の大木を背に、南に面して立ててあります。

 凝灰岩を丁寧に加工した来迎三尊供養塔です。

 全体の形は長方形で、碑面は凸型に周縁から彫りくぼめ、その枠の中に阿弥陀三尊を半肉彫に浮き出しています。

 図柄は恵心僧都式の飛雲来迎の姿で、蓮華台を踏んでいる足の形の良さ等は見事であり、光背、飛雲、、衣紋の流れ、さらには蓮華台、観世音菩薩が捧げ持っている黄金台か紫金台の花弁の一片一片等は、はっきりとして生き生きとした感じを与えてくれます。

 周縁の左上方肩部に「弘安八年九月廿三日」、右側に「為比丘尼聖霊也」の文字が刻まれています。

 なお、1286(弘安8)年は、鎌倉時代の後期で、弘安の役の4年後です。

ちょっとブレイク

いぼ神様のご利益は?

郡山市内に存在する阿弥陀三尊塔婆の中では最も保存状態が良く、地元では「いぼ神様」の名で親しまれています。このような石碑が民間信仰と結びつくことはよくあったようで、ここではイボが取れたお礼におはぎ(ぼたもち)を供えるという風習が残っています。