市指定重要文化財(考古資料) 平成3(1991)年2月19日指定
| 所在地 | 郡山市熱海町玉川字小林6 |
|---|---|
| 所有(管理)者名 | 青木葉区 (問合せ)郡山市文化スポーツ観光部文化振興課 |
| アクセス | 磐越自動車道磐梯熱海インターチェンジから車で約10分 |
この石造三十層塔は、当地の大山衹神社境の西側道路脇に、西方を正面として建立されています。石材は凝灰岩で別石仕上げで、軸柱面は7画、各面は薬研彫りの種子から鎌倉時代末期の作製と推定されます。正面には大日如来の「バン」(金剛界)が刻まれ、他の6面には「イー」の六地蔵菩薩を表す種子が刻まれています。青木葉は、中世より母成峠越えの旧会津街道の交通拠点として繁栄し、地方文化の栄えた地域であり、仏の供養として街道を往来する人々をも施すための趣旨にて、路傍に建てられたものでしょう。
県内でこの種の石造層塔が存在する所は少なく、磐梯町慧日寺の徳一廟、会津若松市の御薬園、小野町の雲林寺、市内では中田町黒木字大坂、富田町音路の太子堂、そしてここ青木葉の計6ケ所となります。中世の仏教文化、交通そして地域の歴史を示す貴重な層塔です。
ちょっとブレイク
海がないのになぜ熱海?
磐梯熱海温泉の名付け親は、鎌倉時代の武将・工藤祐経と言われています。彼はこの地に温泉が湧くことを知ると、本領の伊豆国(現在の静岡県)の温泉地・熱海を偲んで同じ名前を付けたのだそうです。ちなみにこの地を支配した安積伊東氏は彼の次男・祐長のことです。