市指定重要文化財(彫刻) 昭和58(1983)年3月31日指定
| 所在地 | 郡山市湖南町福良字荒町238 |
|---|---|
| 所有(管理)者名 | 感応寺 |
| アクセス | 磐越自動車道磐梯熱海インターチェンジから車で約40分 |
檜の寄木造りで、漆箔がほどこされてあります。像高は78cm。首部は枘を胴部に、胴部も両足裏の角枘を蓮華座に差し込んで固定しています。
立像形式の阿弥陀像は庶民の一刻を争う来迎の願いに応えたものですが、上品下生印を結ぶその顔は温和な瓜実顔に作られています。地髻がややふくらみ、肉髻部はそれ程高くなく、螺髪は形良くまとめられ、通肩にまとう衲衣は写実的に彫られています。
『新編会津風土記』は平安時代の恵心僧都の作とし、江戸時代初期の1613(慶長18)年に、蒲生氏の臣布施某が菩提のために一宇を建ててこの像を安置し、来村した下野国(栃木県)の圓通寺の僧良讃を住まわせたと記しています。おそらく、中央の仏師の手による、室町時代末期から江戸時代初期にかけての造像であろうと考えられています。
ちょっとブレイク
福良焼って何?
湖南町福良では1810年頃から福良の瀬戸焼き(福良焼き)と呼ばれる陶器が作られていました。一番盛んだったのは明治の始め頃で、白磁染め付けの茶碗や皿、徳利などの日用品を焼いていたようです。残念ながら今は焼かれていません。