市指定史跡 昭和63(1988)年6月25日指定
| 所在地 | 郡山市田村町糠塚字下滝434-22 |
|---|---|
| 所有(管理)者名 | ザクの磨崖三十三観音保存会 |
| アクセス | 郡山駅から車で約35分 |
田村町糠塚下滝地内、通称権現山の山頂部は、露出する花崗岩の巨石が林立し、その露出部の直立面を利用して、磨崖線彫りにて西国三十三観音が立像・座像の姿態で刻まれ、1番から33番まで巨岩の威容のなかを、巡拝するという観音霊場信仰の場として伝わっています。
1805(文化3)年9月、当所に庵住の随法恵順が、本寺である飯豊村(現小野町)東光寺の助力、さらには地方本寺皮籠石極楽寺の応護により、前年発生した凶害による供養・除災祈願がこめられ、小野町・栃山神・中津川・細田・糠塚など諸藩の領域を越えた幅広い庶民信仰は、被害村落をうかがわせる歴史資料です。
草深い山間村落に中世的信仰の形態を強く残し、近世に続いた阿武隈山系信仰圏のなかで、真言宗系に属する三十三霊場は類例が少なく、近世宗派活動の資料価値のうえからも、稀有な庶民信仰の遺跡です。
ちょっとブレイク
狐の巣で水害を占う?
田村町上行合では昔、狐が金屋の下川原地区に巣を作った年は阿武隈川が氾濫しない年、上行合の沢向(現在の桜ヶ丘団地)の東北に巣を作れば、必ず阿武隈川か谷田川で水害が起こると言われていました。この占い、結構当たっていたようです。