113.古絵馬 七面(こえま しちめん)

 

市指定重要有形民俗文化財 昭和43(1968)年3月13日指定

所在地郡山市中田町駒坂字表71
所有(管理)者名常林寺 (問合せ)郡山市文化スポーツ観光部文化振興課
アクセス郡山駅から車で約25分
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 駒坂観音堂には貴重な絵馬が7面奉納されています。うち享保(1716~1735)以前に奉納された古絵馬が5面、それ以後のもの2面で、図柄と奉額年号は次のとおりです。

 神馬図   延宝2年(1674)  古絵馬

 神馬図   正徳2年(1712)   〃

 鷹図   正徳2年(1712)   〃

 高砂図   正徳         〃

 竹に菊図   享保8年(1723)   〃

 神馬図   明和3年(1766)

 神馬図   天明8年(1788)

 古絵馬には顔料などを用いた色彩の見事なものがあります。馬を描いた絵馬は四面ありますが、図柄は古いものから繋馬図(1匹)、群馬図(複数)、親子馬図と変化しています。繋馬図は諸願成就祈願ですが、群馬図や親子馬図は良馬の産出や子馬の健やかな成長を祈願しての奉納です。馬産地である田村郡をはじめ阿武隈山地ならではの図柄と言えます。鷹図は家内繁昌・吉祥瑞福(めでたく幸せなこと)、高砂図は長寿、竹に菊図は家内息災・商売繁昌・五穀豊穣などを祈願して奉納したものです。これらの絵馬は近世の民俗信仰を示すものとして非常に貴重なものです。

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ちょっとブレイク

馬は神様への貢物?

古代において馬は神の乗り物として神聖視されていたため、神に祈願するときは生きた馬を献上するか、それが叶わないときは馬型を奉納する風習が生まれました。その最も簡略された形が絵馬の奉納なんだって。