123.海老根の大カヤ(えびねのおおかや)

 

市指定天然記念物 昭和43(1968)年3月13日指定

所在地郡山市中田町海老根字海老作1
所有(管理)者名個人 ※見学不可

 中田町海老根の高台に、ほぼ同じ太さで2本そろって並んでいるカヤの木があります。

 北側の1本は根回り4.1m、目通り幹囲3.4mあります。枝先の繁茂範囲は直径20mで、四方にのび広がっています。南側のカヤは根回り3.6m、目通り幹囲は3mあります。2本とも、樹高は約14mあります。大きく枝を張り、生き生きと葉を広げて寄り添っています。ここまで大きく育っているのは、代々このカヤを大切に守り育てて来たことがうかがえます。

 カヤは常緑高木で、葉が線形でかたく、先が鋭くとがっています。春に花が咲き、果実は秋に紫かっ色に熟します。種子の胚乳を食用としたり、油をしぼったりします。このカヤも、古木ながら樹勢はきわめて旺盛で、2本とも今なお実を結びます。このカヤは、市内でも最大のものと思われる巨木で、しかも2本そろって生え茂っている例はなく、とても貴重です。

ちょっとブレイク

海老根は紙漉きの村

中田町海老根地区はかつて紙漉きの村として知られ、江戸末期から明治にかけては80戸の世帯数で紙漉き舟が100舟もあったとか。始まりは今から350年程前、耕地が少ないため副業として、美濃の国から紙漉きの技術者を迎え、手ほどきを受けたのが始まりだそうです。