140.木造地蔵菩薩半跏趺坐像(もくぞうじぞうぼさつはんかふざぞう)

 

市指定重要文化財(彫刻) 平成21(2009)年3月19日指定

所在地郡山市安積町日出山三丁目106
所有(管理)者名日出山財産管理運営会 (問合せ)安積公民館
アクセス郡山駅前から旧国道・須賀川経由六軒行き、日出山三丁目下車徒歩6分
「郡山市の文化財」マップで位置を見る

 象高51.6cm、寄木造で輪光を光背に右手で印相を結んでいます。

 本像の像底及び蓮台裏に墨書銘があります。その墨書銘により、本像は1725(享保10)年に造立され、宝暦6年(1756)に頭部を修復したものであることが分かり、本像を造立したのは「會津若松瀧沢町仏師大橋守行」、再興は「大佛師大原右京賀全作」とみえます。

 本像は体躯、頭部とも形式化しながらも堅実な作風を示しており、一定の技量を持った仏師の作と考えられます。顔貌に沈んだような表情がうかがえるのは、体躯と頭部との成立時期の差異を表すものかもしれません。

 本像は、地方仏師とそれによる仏教文化の解明の進展に寄与することも考えられるものです。

ちょっとブレイク

渡し舟

かつて渡し舟が多くの人の足として活用されていた頃、日出山地区を流れる阿武隈川には多くの渡し場がありました。「奥の細道」にも芭蕉が渡し舟で阿武隈川を渡ったとの記録があります。