下松市は、山口県の南東部に位置し、笠戸島と大島半島に抱かれた穏やかな海を背景に、古代から重要な歴史を刻んできました。また、大正期からは、鉄道車両、鉄鋼、造船などの「ものづくりのまち」として発展を遂げ、現在では都市と自然のバランスのとれた住みよいまちとなっています。
このデジタルアーカイブでは、市内の文化財や歴史資料、昔の写真等をデジタル化し公開しています。先人達の営み、文化遺産をご覧いただけます。
山陽道の門前宿場町「花岡」
江戸時代、旧山陽道の門前宿場町として栄えた花岡には、藤原鎌足の建立と伝えられる多宝塔や、花岡八幡宮に寄進された奉納品など、歴史を物語る貴重な文化財が数多く残っています。
県指定無形民俗文化財「切山歌舞伎」
江戸時代、長重良(ちょうじゅうろう)が京参りの帰途、大阪竹本座の人形浄瑠璃や歌舞伎を見て感銘し、長男三四良(さんしろう)に学ばせたのが切山歌舞伎の起源といわれています。
星をまつる「妙見信仰」
下松は、戦国大名大内氏の妙見信仰の根源地といわれ、北辰妙見信仰に関する歴史資料が残っています。
ものづくりのまち発祥の地「宮ノ洲」
古代から瀬戸内海交通の要衝であった宮ノ洲は、時代とともに重要な歴史を刻んできました。
絵図の中の人物や汽車が動いたり、風景が移り変わったり、同じ場所の現在の写真や解説が現れたりします。当時の人々の生活や風俗が読み取れます。原本は、「まちに息づく地域の歴史」で見ることができます。