釧路市中央図書館/永久保秀二郎関連資料


永久保秀二郎(1849年~1924年)は、明治24年、春採アイヌ学校に教師として赴任し、生涯を春採アイヌ民族の教育と生活向上に捧げた人物です。
   永久保秀二郎は、赴任した年から欠かさず、和紙に毛筆で日誌を書き綴っていました。その期間は、明治24年から大正13年11月までの33年間にも及び、明治大正期の釧路、特に当時の春採コタンの様子や教育について詳細に記録されており、昭和50年、釧路市有形文化財に指定されています。

また、永久保は、日本語に対し複数のアイヌ語を片仮名で記したものを和綴じした私家版のアイヌ語集を「アイヌ語雑録」と命名し、作成していました。内容は語彙の部が大部分を占めていますが、日常会話も混じっており、末尾に近い部分には、アイヌの教訓、お伽噺、歌謡などの伝承類も収められています。

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