長塚古墳

読み:ながつかこふん
 地図7


種類県指定史跡
指定年月日昭和32年8月27日
所在地羽生田字新郭2,237
所有者・占有者個人
測量図データ(pdf)

 長塚古墳は、黒川東岸の台地上につくられた前方後円墳です。
 墳丘は、幅広くつくられた全長77mの墳丘第一段上に、全長53mの墳丘第二段がのっています。高さは前方部、後円部とも約6mほどあります。
 墳丘第一段の南側は大きな削平を受けていますが、平成6年度に行った発掘調査により、現在畑となっている墳丘の周囲から、幅6m・深さ1.5m の周溝を確認しました。また、墳丘第一段の平坦面からは、表面をおおう河原石(葺石)も確認されました。
 長塚古墳は、古墳の形や埴輪がないことなどから、古墳時代後期(6世紀末から7世紀初め)に築かれた古墳と考えられます。
[参考文献]
  2002 壬生町埋蔵文化財調査報告書第18集 『長塚古墳』 壬生町教育委員会