解題・説明
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旧長岡家住宅は、もとは讃岐山脈南麓の美馬市脇町字西大谷の傾斜地にあった民家で、昭和54(1979)年に現在地に解体移築されました。移築前は東向きでしたが、移築の時に西向きに建てられました。また、残されていた棟札から、享保20年(1735)年の建築であることが確認されました。昭和51()年5月20日に、国の重要文化財に指定されています。桁行五間半(12メートル)、梁間四間(6.6メートル)、寄棟造茅葺きで大屋根が軒先まで葺下ろされています。外壁は、杉皮や板などを用いない土壁で、これは雨の少ない讃岐山脈南麓の民家の特徴です。
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