[口絵]

ごあいさつ

刊行のことば

凡例

[目次]

第三章 戦間期

第一節 土地利用――東京港開港と関東大震災

第一項 市街地の発展

三区の人口動向と土地利用の特徴

農畜産業の消滅と海の利用の変化

第二項 震災復興

関東大震災の被害状況

被害への対応と復興

震災前後の工場の動向

第三項 東京港の開港

明治初期の東京港と築港計画

改良工事の進展と震災の影響

東京港の取扱貨物の実態

第二節 政治・行政――選挙と町内会活動にみる住民

第一項 戦間期の区行政

戦間期の区行政―その構成と職務

第二項 戦間期の港区域の政治

衆議院議員総選挙にみる戦間期の港区域と政治

芝区選出代議士横山勝太郎にみる地域社会と政治

区会議員選挙にみる地域社会と政治

第三項 戦間期の地域住民組織――町内会の動向を中心に

東京市全域における町内会との比較にみる港区域の町内会

新史料からみる戦間期の町内会――三田松坂町会の事例

第三節 教育――近代教育の拡充

第一項 初等教育の拡充

小学校の状況

私立小学校における入学選抜

関東大震災前後

特殊教育

第二項 中等教育等の拡充

学制改革と大学令制定

港区域内における大学の設置認可

港区域内のそのほかの中等教育等諸学校

第三項 幼児教育の状況

第四項 社会教育の進展

社会教育概念の形成

青年団の組織化

社会教育施設―図書館

社会教育施設―美術館

社会教育施設―集会場

第四節 経済――多様な商工業の発達とインフラ網の整備

第一項 商業の進展

商店街の拡大と公設市場

金融機関の発達と暮らしの変化

第二項 工業の展開

第一次世界大戦による工業の発展

一九三〇年代の工業発展

在来産業・雑工業の展開

第三項 交通・生活インフラ網の整備

電気・ガスの普及

区内交通の発展

地下鉄の開通

貨物集散地としての汐留

第五節 衛生・社会事業・公安

第一項 明治末年から大正期の労働・社会事業

社会政策への関心の高まり

労働者および生活困窮者への対策

3-5 コラム 鈴木文治と友愛会

第二項 社会事業と方面委員制度

方面委員の設置

東京市方面委員規程の運用

①細民生活状態調査

②積極事業

③相談指導

④保健救療

⑤戸籍整理

⑥周旋紹介

⑦金品給与

⑧育児奨学

⑨保護救済

⑩その他

第三項 社会事業――乳幼児の健康と行政

健康のための第一線の行政機関

牛乳の配給

第四項 警察

戦間期の産業化進展、社会運動と警察機能の拡大、特高警察

戦間期の港区の治安状況

第五項 消防

大正期のわが国の消防体制

関東大震災による被害

震災後の港区域内の消防体制

第六節 宗教――乃木神社と霊友会の誕生

第一項 乃木神社

第二項 霊友会

第七節 軍事・兵事――軍縮から動乱へ

第一項 軍縮体制と徴兵

第一次世界大戦とワシントン体制

戦間期の徴兵事務

関東大震災

第二項 満州事変以降の兵事

満州事変

二・二六事件

日中戦争

日中戦争と第三連隊

3-7 コラム 赤紙とは何か

参考文献

第四章 戦時体制

第一節 土地利用――市街地・東京港の発展と空襲被害

第一項 戦時期の市街地と工場

三区の人口動向

市街地の様相

工場の様相

第二項 東京港の発展と京浜港の誕生

一九三〇年代以降の東京港

東京港の整備とみなと祭

雑誌『東京港』からみた東京港

京浜港の開港

第三項 戦局の悪化と空襲

空襲被害の状況

港区域の空襲被害

山の手空襲

4-1 コラム 桑田記念児童遊園の由来

第二節 政治・行政――翼賛選挙と地域住民組織

第一項 戦時期の区行政

組織構成からみた戦時期の区行政

昭和一四年東京市長視察からみる芝、赤坂、麻布区行政

東京都の成立と区制

第二項 戦時下の政治

選挙粛正運動と地域政治

戦時下の翼賛選挙と地域政治

第三項 戦時下の地域住民組織

東京市の町会整備とその影響

新史料からみる戦時期の町内会――三田松坂町会の事例

第三節 戦時の生活と区民――建物疎開と空襲の実態

第一項 戦時の生活

町会と隣組

銃後を担った町会のすがた

戦争末期の町会

第二項 建物疎開

未解明の建物疎開の実態

建物疎開の開始

昭和二〇年の建物疎開

港区域における実態

第三項 空襲

港区域における空襲

三月一〇日の大空襲

山の手空襲

第四節 教育――戦時教育と学童集団疎開

第一項 国民学校令期の初等教育と就学前教育

国民学校令と初等教育

芝浦国民学校

就学前教育

第二項 中等・高等教育機関の再編成

高等教育の戦時体制化

中等教育の再編成

勤労動員

キリスト教学校の苦難

第三項 戦時下の社会教育

社会教育団体

社会教育施設の疎開と戦災被害

第四項 学童集団疎開

学童疎開

東京都戦時疎開学園

学童集団疎開の実施

私立小学校の学童集団疎開

学童集団疎開の生活

疎開残留と東京の学校

4-4 コラム 再疎開の実施

第五節 経済――戦時期の商店街と各種組合

第一項 軍需工業化の影響と工業

一九三〇年代後半の工業の展開

港区域の工場

第二項 商業・商店街の展開

一九三〇年代後半の商店・商店街

麻布十番商店街の動向

第三項 各種組合の展開

中小企業の統制

港区域の各種組合

第六節 衛生・社会事業・公安

第一項 結核対策の推進と「戦時厚生行政」の形成

第二項 警察

第三項 消防

昭和戦前期のわが国の消防体制

昭和戦前期の東京の消防体制

戦時下における東京および港区域の被害

第七節 戦時下の宗教――活動・規制・戦災

昭和一〇年当時の港区域内宗教施設

戦争への対応

宗教団体への統制強化

キリスト教の対応と規制

第八節 軍事・兵事――アジア・太平洋戦争

第一項 ノモンハン事件への動員状況

ノモンハン事件

ノモンハン事件と第一連隊

ノモンハン事件と第三連隊

第二項 アジア・太平洋戦争への動員状況

アジア・太平洋戦争

アジア・太平洋戦争と第一連隊

アジア・太平洋戦争と第三連隊

第三項 銃後の諸団体の活動

4-8 コラム 旧陸軍の階級と部隊編制

参考文献

第五章 文化と文化財

第一節 文化――江戸と東京の交差点

第一項 芝区

芝区の特徴

バイブル・クラス

芝神明

芝公園

愛宕山

烏森の花街

芝浦と海水浴場

新思潮

芝浦の花火

スポーツの濫觴の地となった芝浦埋立地

芝公園プール

芝浦スケート場

コラム 烏森芸妓、パリに舞う

第二項 麻布区

麻布区の特徴

坂上と坂下

麻布十番の賑わい

龍土会

麻布の花街

麻布区と関東大震災

第三項 赤坂区

赤坂区の特徴

弁慶橋

軍人や政府官吏の住む街

赤坂の花街

一ツ木町の賑わい

葵館と徳川夢声

弁慶橋の受難

第四項 ラジオ

ラジオの誕生

ラジオ試験放送の開始と愛宕山放送局の開設

ラジオ本放送の開始と愛宕山

芝区、麻布区、赤坂区におけるラジオの普及

第二節 文化財――近代の記憶とその継承

第一項 港区における近代文化財の保存

近代文化財の保存意識のめばえ

国史蹟に指定された「聖蹟」

そのほかの「聖蹟」および史蹟

第二項 現存する近代建築

皇室関係

外国公館

教育研究施設

公的施設・文化施設

民間業務施設

宗教施設

個人邸宅

第三項 発掘された「近代」

旧新橋停車場跡および高輪築堤跡

大規模再開発と近代文化財

5-2 コラム 高輪築堤の出土が問いかけたこと

参考文献

図版一覧

協力者・協力機関(掲載史料所蔵機関および協力機関)

監修者・執筆者一覧

関係者一覧(令和四年三月現在)

港区平和都市宣言