解題・説明
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【判型】半紙本1冊。 【作者】暁鐘成(和泉屋弥四郎)作。 【年代等】文政10年(1827)初刊。江戸後期再刊。[大阪]土佐屋喜兵衛(三谷文籍堂)板。 【概要】分類「往来物(産業科)」。異称『船之由来記』。元禄16年(1703)刊『船由来記』を部分的に改編・簡略化した往来。大きく異なるのは『船由来記』に見える船の由来や船の守護神、また船匠道具の由来等に関する仏説を一切排除し、神道の立場から船霊(舟玉神)を全て神々(住吉神・天照大神等)に改めた点である。本文を大字・5行・付訓で記す。巻頭に和船図一葉と『日本書紀』(神代巻)に見える和船濫觴の記事を掲げる。 【備考】『船由来記』については、0241「〈須知〉寺子教訓諸職往来」の解題も参照。(小泉吉永 記)
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