解題・説明
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現在の山車は昭和61年に上町の大工により制作された3代目。経年劣化による損傷が激しかったため、令和4年から大規模な解体修理を行った。古くから継承されてきた仕様に基づいて躯体や車輪を修理し、提灯等の装飾も新しくなった。 山車正面上部に「上町若連」とあり、その下に三つ巴紋を染め抜いた紫の幔幕を張り、囃子舞台の前左右の柱に幣束と大麻を祀る。踊り舞台の左右両脇の屋根に笹の付いた竹を下げる。舞台の周囲には波と千鳥の彫刻が施されている。 囃子舞台と踊り舞台の幅は同じで、踊り舞台の高さは地上から97cm、囃子舞台は140cm。囃子舞台から天井の高さは215cm。
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