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解説
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裾花川扇状地は裾花川の旧流路が網目状に入り組んでいることによって、尾根状あるいは島状に微高地が形成されています。これらの微高地上に形成されている数々の遺跡を、「裾花川扇状地遺跡群」と総称しており、芹田小学校遺跡、御所遺跡、栗田城跡等を始め多くの遺跡が登録されています。 集落遺跡としては、44軒の竪穴住居を検出した芹田東沖遺跡(若里文化ホール地点、都市計画道路栗田安茂里線地点)や芹田小学校遺跡、八幡田沖遺跡(南俣住宅造成地点、信越郵政研修所地点)、東番場遺跡、西方遺跡(国補街路地点、上高田第一土地区画整理事業地点)、寺村遺跡、若宮南遺跡があります。八幡田沖遺跡で検出した古墳時代後期の焼失住居と土器群は、当時の生活を知る上で良好な資料です。 中世城館には栗田氏の居館であった栗田城跡(グランドハイツ地点、上条器械店建築地点、土木事業代替地地点、栗田ふれあい会館建設地点)、中沢城館跡、尾張城跡、御所遺跡があります。小笠原氏の居館跡(中御所居館跡)と推定される御所遺跡では、城館に関するであろう大溝など中世遺構のほか、古墳時代後期を中心とする集落跡も見つかりました。 裾花川扇状地は土砂の堆積が活発な地域ですが、近年の開発事業に伴う発掘調査により、多くの遺跡が存在していることが明らかになってきています。
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