解説
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平成2年(1990)から平成4年(1992)に行われた、主要地方道中野更埴線道路改良事業に伴う発掘調査で出土した太型蛤刃石斧です。114号住居跡から見つかりました。太型蛤刃石斧は、弥生時代に主に樹木の伐採用に使われた大型の石器です。 長さ12.8cm、幅6.1cm、厚さ4.0cmで、断面はやや扁平な楕円形をしています。石材は閃緑岩~ハンレイ岩で、側面はほぼ平行ですが、刃先に向かって若干幅が拡がっています。全体は黒く、よく研磨されています。刃先は凸状となっており、潰れとわずかな線条痕が残っています。
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