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解説
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中真島の民家の裏庭にあり、木の下には蚕神社殿が祭ってある。土地の人々から源八桑(くわ)と呼ばれ、現在の所有者源嘉氏の四代前の源八という人が植えたものだという。 桑はくわ科の植物で、中国が原産地である。低木の落葉樹だが、高木となるものもあり、葉は蚕の飼料とされ、果実は食用にもされる。 材はやや堅く光沢があり、優美なうえ工作しやすいので床柱・床板・家具などに用いられ、その樹皮は製紙原料にも使われている。また、中央アジアなどでは街路樹として広く植えられ、その実は重要な食料になっているという。 指定の桑は根元から三本の枝に分かれ、そのうちの細い二本はすでに弱っているが、主幹は旺盛(おうせい)である。高さ約13m、根回り3.84mで、樹齢はおよそ200年と推定される。 県下でもっとも大きい桑の木は、下伊那郡泰阜村にある高さ12.33m、太さ4.85mのもので、真島の桑はこれに次ぐ大木である。
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