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解説
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松代町竹山町の佐久間象山宅跡の西から山道を登ると、象山の峰(竹山城)に出る。この頂上の南端の斜面にひときわ大きな老木が見えるが、これが象山のカシワの木である。 カシワはブナ科に属し、その本種の分布は南千島・北海道・本州・四国・九州・台湾・朝鮮半島・中国などにおよんでいる。海岸の近くに多く生育するが、県下では低い山の地帯で風のよく通る場所に見られる。 また、皮はタンニンの原料として用いられ、葉は柏餅に使われる。
指定のカシワの木は樹高約12.5m、目通り周囲4.3mで、推定樹齢約400年の名木である。埴科郡戸倉町柏王にこれに匹敵するカシワが一本あるが、北信ではこれほど大きなものはまれであり、得難い記念物といえるだろう。
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