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解説
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西条六供の赤塚氏の屋敷内にある。ここは東に舞鶴山を負い、西には神田川、目の先に象山を望む景色のよい場所である。 このカヤの木は、ふつう種子が数個集まって房になり、八個以上の実が付くところから「八房(やつぶさ)ガヤ」といわれている。 樹高は約19m、目通り周囲5.7mで、推定樹齢約600年といわれ、所有者の祖先が植えたものと思われる。人家の裏山にあって、いまなお樹勢が盛んである。 カヤはイチイ科に属し、その分布は、北は宮城県本吉郡津谷町の法岳山国有林から南は屋久島におよんでいる。 種子は無柄で仮種皮に覆われており、熟すと仮種皮が割れて種子が出る。この種子は食用とされ、油分が多いのでオリーブ油の代用としたり、回虫や十二指腸虫などの駆除薬としても効果がある。 木材は優美で、碁盤・将棋盤・駒などに使われ、また、腐りにくい特性があるところから、台所用桶(おけ)・ふろ桶などにも多く利用されている。
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