|
解説
|
五鈷鈴(ごこれい)は金剛鈴ともいい、密教法要のとき、台上に広げた曼荼羅(まんだら)の中央に置かれる重要な法具で、法要の最初と最後に振られる。
五本の鈷(古代インドの護身用武器)からなり、その下に把(は)(握るところ)で鈴をつなぐ。鈴の上部には八葉の蓮弁が刻まれ、把の中央にある円状の突起の上下にも蓮弁が刻まれており、精巧で力強いことから、鎌倉時代に作られたものと考えられる。 銅製で全長16.6㎝、鈴の長さ7.1㎝、口径7.4㎝。鈴には舌(ぜつ)も完存しており、振ると妙音を発する。
この五鈷鈴がどのようにして世尊院に伝わったのかは不明である。 なお、同院には国の重要文化財に指定されている銅造釈迦涅槃(ねはん)像、市指定文化財の木造毘沙門天(びしゃもんてん)像などもある。
|