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解説
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サルスベリは、中国南部の原産の落葉高木で、釈迦入寂の場にあった娑羅樹に近いものと考えられ寺院や墓地に植えられる習慣がある。わが国には、江戸時代の初期に伝来したと言われている。現在は観賞用として庭園等に植えられている場合が多い。このサルスベリは墓地に植えられている。 サルスベリは幹の肌に特徴があり、つるつるで皮が剥げやすい。その滑らかな肌の状態から、木登りの上手なサルもすべり落ちるということから、サルスベリと名付けられたと言われる。 材は粘りがあり、堅く腐りにくいので、農具の柄やステッキなどに用いられる。また茶室等の床柱として皮付きのまま用いられることもある。 盛夏から秋にかけて枝先に円錐花序を出して、美しい紅色の花が集まってつき、次々に咲く。漢名の百日紅(ひゃくじっこう)は100日にもわたって咲く意味を持つ。 根元の幹囲2.92m、高さ8m、根張り東西15m、南北13m、墓地内の独立樹であって、日当たりのよい環境である。 推定樹齢200年で、県内に入ってきたものとしては古木の類に入り、貴重なものである。 (指定文化財告示、説明より抜粋)
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