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解説
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観音堂後堂脇間にあり、他所から移ってきた仏像(客仏)か? 作者不明。 銘文なし。坐像。法界定印を結び、結跏趺坐(けっかふざ)する。衣は通肩(つうけん)とする。 檜材の一木造り、漆箔(しっぱく)、螺髪(らほつ)は彫り出し、彫眼で躰部の背部を刳り、背板を付ける。 像高46.5cm。 僅か像高46.5cmの小像であるが、一木造りの古様式によって造られ、背部を刳(く)り、背板で被う古式にならった像である。面相は俯瞰(ふかん)の相を示すが、肩の張り、胸厚もあり、坐高も大きく安定した形を示している。 衣紋の襞(ひだ)のたたみ方もやや繁雑ながらよく整理されている。総じて室町時代後期の制作と考えられ、鬼無里地区所在の仏像中最も勝れたものの一つである。(長野県指定文化財候補物件調査票より:調査者・米山氏)
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