解説
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この神楽は、重要文化財の本殿をもつ白髯神社に伝わるもので、明治6年(1873)に作られた。 向拝の柱には竜が巻付き、虹梁(こうりょう)は竜・武人、木鼻(きばな)は象・唐獅子の彫刻で、軒唐破風(からはふ)には松・鶴の彫刻をはめている。向拝内部では、母屋とのつなぎを竜、手挟(たばさ)みは竹・虎の彫刻としている。母屋の頭貫(かしらぬき)には竜、その上に唐獅子、妻飾りには力士、懸魚(げぎょ)には松・鷹の彫刻、脇障子には仙人・仙女の彫刻を付けている この神楽の彫刻は、鬼無里神社の山車などを手がけた、北村喜代松の手によるもので、小さいながらも見事な出来ばえである。 現在は、鬼無里ふるさと資料館に展示されている。
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