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解説
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この神楽は、文久元年(1861)に作られた。神楽の社殿部分は間口1尺1寸、奥行き9寸である。この神楽の彫刻は、鬼無里神社の山車などを手がけた、北村喜代松の手によるものである。 向拝の虹梁(こうりょう)は竜、木鼻(きばな)は唐獅子の彫刻である。軒唐破風(からはふ)の内部には松・鷹、破風には鶴に乗る王子喬(仙人)の彫刻をつけている。向拝内部では、母屋とのつなぎを波・鯉、手挟(たばさ)みは菊の彫刻としている。 母屋の頭貫(かしらぬき)には唐獅子、支輪(しりん)には鶴、妻飾りには力士、懸魚(げぎょ)には鳳凰に乗る蕭史(仙人)・竜に乗り琴を弾く仙人の彫刻をつけている。脇障子には武人、正面の扉脇には鉄拐仙人・蝦蟇仙人の彫刻がある。高欄には竜の彫刻が巻付き、縁下の持送は牡丹の籠彫となっている。彫刻は欅の木目を生かしきった感じのする力作である。 台の部分は、幅2尺4寸、長さ4尺8寸、高さ2尺7寸で、周囲に格子戸をはめている。 現在は、鬼無里ふるさと資料館に展示されている。
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