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解説
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加茂神社は、貞観7年(865)創立と伝えられる旧村社で、東京組の産土神であり、別雷命(わけいかづちのみこと)・健御名方命(たけみなかたのみこと)・天思兼命(あめのおもいかねのみこと)を祀る。慶長9年(1604)に大久保石見守長安より黒印社領高1石を受け、また文明13年(1481)、元和3年(1617)の再建棟札がある。明治時代には土倉の朝日社及び川浦諏訪神社を合祀している。 比較的平坦な境内地にあり、本殿・拝殿と神楽殿が相対する配置をとっている。本殿は覆屋のなかにあり、一間社流造の社殿としては、組物に出組の詰組をもちいた重厚な建築である。 様式からは元文・延享(1737~47)期とみられる手法で、棟札の示す天明7年(1787)としては古風な感じがする。拝殿は虹梁の絵様から18世紀後期の建築とみられるから、棟札はあるいは拝殿や覆屋再建をさすものかもしれない。なお、規模の大きな神楽殿は明治20年(1887)の再建といわれる。
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