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解説
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諏訪神社は東京組川浦の産土神で、健御名方命を祀る。「諏訪神社明細書」によれば、由緒は不詳で、明治13年(1880)に諏訪宮から諏訪神社と改称し、同40年に加茂神社に合祀された。 境内は、川浦集落の上段にあり、入母屋造、鉄板葺(元茅葺)の拝殿の奥に張り出し部分を設け、ここに本殿を安置している。 本殿は、間口1尺3寸余(40.6cm)の小規模な一間社流造、横板葺の社殿で、母屋柱を角柱とし、縁を設けない簡素な形式としている。建築年代は、「諏訪宮普請覚帳」より天保6年(1835)の建立で、大工は和佐衛門・惣八ほかとわかる。海老虹梁(えびこうりょう)や蟇股(かえるまた)などは18世紀後期の特色を残しているが、向拝の木鼻や虹梁の絵様などは天保期の様式をよく示している。
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