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解説
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齋藤家住宅離れは国道403号線に面して建つ木造2階建、切妻(きりづま)造、桟瓦(さんがわら)葺の建物である。正面2階に瓦葺庇(ひさし)、1階に金属板葺庇がつく。外壁は大壁造の白漆喰(しっくい)塗仕上げで、土戸と戸袋も白漆喰塗とし、内部を座敷とする。明治24年(1891)の松代大火後の建設と伝えられ、地域の歴史を示す建物である。 近(ちか)土蔵(どぞう)は敷地の中央に西を正面にして建つ桁行(けたゆき)2間半、梁間(はりま)2間規模の土蔵2階建の建物である。屋根は切妻造、桟瓦葺、正面に瓦葺庇がつく。外壁は白漆喰仕上げで、腰部と庇の柱下部を黒漆喰塗としている。南側に1間幅の下屋がつく。江戸後期の建築と考えられ、屋敷後方の景観を作り出しており、貴重である。 米蔵及び質蔵は、近土蔵の南に北を正面にして建つ桁行4間半、梁間2間規模の土蔵造2階建の建物である。東側が米蔵、西側が質蔵である。屋根は切妻造の桟瓦葺で質蔵正面の瓦葺庇をつけ、米蔵は2階を張り出した造りとなっている。米蔵の内部には「御城米」と書かれた木札が残されている。近土蔵と同様、江戸時代後期の建築と考えられている。
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