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解説
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桂材、寄木造り、玉眼か(現状は彩色)、古色塗り(漆箔の痕跡あり) 像高:64cm 光背高:84.2cm 製作年代:室町時代後半~江戸時代初期 本像の寄木の方法は、頭頂の髻(もとどり)は別材、頭部耳の後ろで前後矧(は)ぎ、内刳(うちぐ)りを施し、玉眼を入れていると推定されるが現状は彩色が施されていて確認できない。首の部分は三道を刻み体部へ挿入しています。体幹部は前後で二材矧ぎ。 腕部は、肩先、ひじ、手首で矧いでいます。両ひじより垂れる天衣はすべてなくなっている。また、聖観音像にみられる化仏をつけた前頭冠飾もなくなっている。両手は、ひじを曲げ左手は五本の指を伸ばす印相を結び、右手はまだ開かない蓮華の花(後補)を握っています。裳は二重折り返しでその下に腰布を巻いています。衣文の彫り方は鎌倉様式を踏襲して、その刻みが深く力強い。また、無駄がなく的確である。台座・蓮台はすべて後補である。
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