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解説
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松代町西条にある黄檗宗象山恵明寺は、松代藩3代藩主真田伊豆守幸道により延宝5年(1677)に造営された寺である。文政8年(1825)5月、本堂から出火。再建後暫くして今度は不二庵から出火。諸堂はもとより仏像・仏画・什物悉く灰燼に帰したと伝える。寺伝によると山門のみ火災から免れ、現在に至っているという。天保4年(1833)8代藩主真田幸貫により本堂・御霊屋・鐘楼・庫裏など諸堂が再建され、現在に至っている。松代町内において黄檗宗寺院は恵明寺一寺のみである。 恵明寺本堂は、象山東麓の境内中央に位置する。桁行柱間4間、梁間柱間4間四方に柱間1間の裳階をつけた入母屋造桟瓦葺の建物で一重裳階付仏殿風の外観とする。室内は床板を張らず土間造りで中央に4本の角柱が立つ。正面中央奥の本尊を安置する仏壇は四方丸柱の棚を設けた簡素な造りだが、扇垂木の手を入れた屋根をかけている。
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