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解説
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玉依比賣命神社は松代町東条の天王山南麓に位置する。玉依比賣命神社の境内は、石段の先に拝殿がたち、拝殿の奥に本殿がたつ。宗形社は拝殿前面の道路を挟んで東側にたち、かつて近くに御手洗(みたらし)池があったといわれている。 現存する玉依比賣命神社の建物群は江戸時代中期から後期にかけて建設されたものであり、松代町に城下町が展開した当時の歴史を伝え、この地域における神社境内の発展過程をよく示すものである。これらの建物群は、背景となる山々とも調和し、地域の景観形成にも大きく寄与している。 玉依比賣命神社本殿は、三間社流造(さんけんしゃながれづくり)の本殿で、寛文3年(1663)の社殿の軸組(じくぐみ)を残して、江戸時代後期に大幅な改修が行われている。内部は一室で、奥の半間に祭壇を構える。全体に装飾を抑えた端正な意匠の本殿である。
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