解説
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長野市若穂綿内の山新田山崎で作られる道祖神の人形。1月14日に作る。人形はドウロクジンと呼ばれ、世帯主の夫婦がつくるものと、新婚夫婦がつくるものがある。 世帯主がつくるドウロクジンは、ヌルデの木でつくられる。15日に和紙を敷いて米を入れた一升枡に入れ、神棚に上げ、ドンド焼きの時には米と共にドウロクジンバの石室に納める。 新婚夫婦がつくるものは、桜の木でつくられ、世帯主のドウロクジンよりも大きく作ってはならなかった。1月15日に和紙を敷いたすり鉢にすりこぎ(1994A00078)を入れ、その中に立てた。すり鉢は女、すりこぎは男を表す。 [長野県有形民俗文化財(第278号)小正月資料コレクション 2]
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