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解説
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松代藩御用商人だった伊勢町八田家資料の内。八田家では、かつて酒造業を営んでいたが、店のものではない。墨書で「長久保釜鳴屋」と書いてあるものと、刻印で「本中田酒造店」と記されているものがあるためである。「長久保釜鳴屋」は、中山道長久保宿(長野県小県郡長和町長久保)の窯鳴屋(竹内家)のことであり、「本中田酒造店」は、松本で酒造業を営んでいた中田家を示す。釜鳴屋は七代彦次郎の娘が嫁いだ家であり、彦次郎と頻繁に交流していたようである。中田家は九代目の妻の生家であることから、その縁で取り寄せられたと考えられる。
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